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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ PART5

株式市場で今日一番のニュースは、日銀が3カ月ぶりにETF(上場投資信託)を701円買い入れたことだろう。今日の前場の終値でTOPIX(東証株価指数)が2%超の下落となったため、買い出動したようだ。確かに前場の下げの勢いであれば、日経平均は今日600円以上の下げになってもおかしくはなかった。日経平均は前引け直前に590円安まであったが、結局、大引けでは364円安の2万8124円で引けた。日経平均は昨年秋から2万7500円から2万8000円が下値ゾーンとなっていて、ヘッジファンドなどの売り方は何か大きな悪材料が出るたびにこのレベルまで先物売りをドカンとぶつけてくる。逆に言えば、彼らにとって2万8000円までは安心して空売りできるゾーンなのだろう。腹立たしいが、今日に関しても、日銀がETF買いに動かなければ2万7600円台くらいまでは下げたかもしれない。株式市場では「バリュー株買い・グロース株売り」の流れが加速している。ここ2年ほど人気の圏外にあった銀行株や自動車株、鉄鋼株などの大型バリュー株が買われる一方で、グロース株が大半を占める東証マザーズ指数は年初から15%ほど急落した。大型バリュー...
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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ PART4

日経平均は今日の大幅高で、ほぼ年末の水準を回復した。ざっくりだがTOPIX(東証株価指数)は年末よりも1%強上昇していて、東証マザーズ指数は今日2.6%上昇したものの、年末よりもまだなお約9%安いレベルにある。TOPIXが高いのは銀行や海運、それに電機・機械など製造業全般のバリュー株が買い直されているからである。世の中的にはオミクロン株の大流行で再び飲食店や商業施設、イベントなどの営業規制がかかる頃合いであり、世界的にもその方向で経済が停滞しつつある。しかし、周知の通りオミクロン株は重症化するケースが稀で、インフルエンザ並みの感染症との認識が広がっている。しかも、震源地の南アフリカはここ1カ月ほどで感染者がピークから6分の1に激減していて、イギリスやフランスなどでも感染はピークアウトしたと見られている。米国や南米諸国、それに日本を含むアジア諸国はまだ感染急増の最中であり、工場閉鎖や従業員の欠勤などによる企業業績の下振れリスクは今後顕在化してくるだろう。しかし、感染のピークから1ヶ月もかからずに新規感染が激減するのであれば、企業業績の下振れは今の1-3月期で終息しそうだ。であれば、来期以...
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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ PART3

一昨日、12月のFOMC議事録が公開され、市場はショック安に見舞われた。量的緩和(資産購入)終了を前倒しするどころか、22年の早い段階で量的引き締め(資産売却)に転じると表明したのだ。量的引き締めとは、FRBが保有する米国債や不動産ローン担保証券(MBS)などを売却して保有資産を圧縮すること。量的緩和によりFRBによって市場にバラ撒かれたマネーが回収されることを意味する。マネーの大逆流、いわゆる大規模な巻き戻しが起こる可能性があると恐れられている。FRBはコロナ・ショック後の量的緩和政策で400兆円以上のドルを世界にバラ撒いた。それを当て込んで株式市場は割高な成長株をどんどん買い上がった。しかし、今度はそれを利上げ開始後に回収しようというわけだ。これにより「グロース株売り・バリュー株買い」の流れが一気に加速。とりわけ、バリュー株の中でも配当利回りの高い大型株が買われている。リーマン・ショック後の量的緩和政策の転換期は、量的引き締めに転じるまで約3年のインターバルがあった。さらに、売り戻された米国債や不動産ローン担保証券はバラ撒かれたマネーの13%程度に過ぎなかった。今回は量的緩和終了か...
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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ PART2

グロース株を売ってバリュー株を買う流れが加速している。今日の日経平均が30円高2万9332円と昨年11月下旬以来の高値をつけたのに対して、東証マザーズ指数が5%急落して1年7カ月ぶりの安値をつけたことが、それを如実に物語っている。個別ではトヨタが2日連続、デンソーが3日連続で上場来高値を更新したほか、昨日に続いて川崎汽船、日立、日本郵政などの大型バリュー株が大きく買われた。中でも上昇が目立つのがバリュー株の代表である自動車株だ。今日は日産が4.2%高、スバル3.2%高、ホンダ2.6%高、トヨタ2.5%高と軒並み高だった。米国ではもっと凄いことになっていて、フォードは実に11.6%高、GM7.5%高と急伸している。しかも、フォードは20年ぶりの高値、GMは史上最高値である(2010年の再上場後の高値)。ほかに日米とも石油や非鉄などの資源株や銀行株などバリュー株の代表セクターが買われている。この「グロース株売り・バリュー株買い」の流れは、FRBが昨年11月のFOMCで今年3月に量的緩和を前倒しで終了し、かつ今年は3回の利上げをすると示唆した時から静かに始まっていた。それが年明けとともに一気...
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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。大発会で日経平均が今日のように大幅高したのは正直に言って記憶にない。今の仕事を初めて今年で37年目になるが、大発会はロクなことがなかった。9年前のアベノミクス相場の初期も確か大発会は200円くらいしか上げていないが、当時の日経平均は1万円に乗せたばかりだったので、上昇率としては今回と同じくらいだったのではないか。いずれにしても、大発会で大幅高するのは非常に良い兆候と言える。今日の注目点はやはり大手海運株の急騰だろう。川崎汽船は11%上昇して東証一部値上がりランキングの第2位に入ったし、商船三井も6.5%上昇で同18位に入った。外国人投資家から大量の買い注文が入り、個人投資家の戻り売りをこなして大幅高、大商いとなった。東証一部の売買代金ランキングでも川崎汽船は第4位、日本郵船は5位、商船三井も9位と揃ってトップ10に入った。海運株は海外市場でも買われていて、実質的に海運業界世界トップのデンマークのマースクは昨年11月下旬から毎日のように過去最高値を更新し、コロナショック時の安値からは4倍、昨年1年間でも80%以上の上昇となっ...
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新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。旧年中は格別のお引き立てを賜り、ありがとうございました。本年も、皆さまのお役に立つ情報をお届けできるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。年初の絆の会の情報は、1月19日(水)録音、20日発送・送信です。お申込みをお待ちしております。山本伸・絆の会
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本日はブログの更新をお休みさせていただきます

お世話になっております。本日はラジオNIKKEI特番収録のためブログの更新をお休みさせていただきます来年もどうぞよろしくお願い申し上げます
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バブル時代に匹敵する世界規模の金融相場が到来 PART176

クリスマス明け後の株式市場は低調だった。東証一部の売買代金は4日連続で2兆円割れ(今日は1.6兆円)となり、日経平均も106円安と続落した。ただ、ピンポイントだが好材料も出ている。EVやエアコンを含む電気製品の超省エネ化をもたらすと期待されている次世代パワー半導体である酸化ガリウムに関してビッグニュースがあった。タムラ製作所の傘下企業であるノベルティクリスタルテクノロジーが1200ボルト耐圧の酸化ガリウムショットキーバリアダイオード(SBD)の開発に成功したと先週末に発表があった。これを受けて今日、タムラ製作所は100円ストップ高買い気配の738円で終わった。この酸化ガリウムSBDを使えば、現在400ボルトが標準のEV用急速充電器を2倍の800ボルトから3倍の1200ボルトまで高めることが可能になる。これを使えば、長い充電時間が課題だったEVの欠点をかなり解消することができる。1200ボルトの急速充電器が実現すれば、充電時間は従来の3分の1以下になると見られるが、現在は酸化ガリウムより性能が大きく劣るパワー半導体SⅰC(シリコンカーバイド)を使った800ボルト製品を欧州勢が普及させよう...
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お世話になっております本日は講演会(収録)のため、ブログの更新をお休みさせていただきますよろしくお願いします
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バブル時代に匹敵する世界規模の金融相場が到来 PART175

今週から海外勢の多くがクリスマス休暇に入ったため、東京市場の売買は週末が近づくにつれて大きく減少すると思われる。ヘッジファンドなどもポジションを整理して開店休業状態にあるファンドが多いはずで、ここから先は多少の悪材料が出ても日経平均が大きく売り崩される可能性は低くなると見ている。個人の節税対策売りもほぼ一巡した頃で、年末にかけてはバーゲンハンティング狙いの買いも増えてきそうだ。個人の節税対策売りが一巡したことを如実に示しているのが、今日の東証マザーズ指数の急反発である。日経平均は今日、ほぼ前日比変わらず近辺の推移だったが、マザーズ指数は寄り後すぐに上げ足を早めて、結局3.5%高の998.6ポイントで終わった。メルカリやENECHANGE、ウェルスナビなど主力株が買い直されたのが大きかった。IPOラッシュで崩れた需給関係も改善されつつあるということだろう。今日は大阪で家族3人のオミクロン株の市中感染が確認され、渡航歴はないという。このニュースが流れたのが午後2時過ぎでまだ大引け前だったため、売り仕掛けがあってもおかしくなかったのだが、それがなかったということは、やはり空売りを得意としてい...