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中長期的にプラザ合意前の1ドル=240円を目指す円相場 PART20

半導体関連株の物色人気が一段と強まってきた。さすがに先月初めから株価が2倍超に急騰したレーザーテックは一服しているものの、今日は私が以前から取り上げているタムラ製作所がプライム市場で値上がり6位、半導体製造装置のサムコが同8位、半導体商社の伯東が26位に入るなど、周辺銘柄に物色人気が波及している。この3銘柄とも次世代パワー半導体の酸化ガリウム関連であり、パワー半導体関連の中小型株の人気が高まっているようだ。実は東証スタンダード市場でもパワー半導体関連が値上がり上位に複数入っている。金曜日に当欄で紹介したアバールデータが10.8%上昇して値上がり3位に、半導体商社の協栄産業が9位で、これも酸化ガリウム関連。岡本工作が15位、テセックが19位、高田工業所が21位、MIPOXが26位などである。高田工業所は私も講演会でたびたび取り上げているが年初から2倍に、テセックは先月の安値から2倍になった。一部の市況解説や個人投資家の間では半導体祭りなどと呼ばれているようだが、テーマ株としてこれまで賑わってきたコロナを含むバイオ関連、AIを含むDX(デジタルトランスフォーメーション)関連などは株価がここ...
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中長期的にプラザ合意前の1ドル=240円を目指す円相場 PART19

日経平均は2万8000円の大台を挟んだ攻防戦が続いている。2万8000円出没となった日は先週末11日以来6営業連続。そのうち2万8000円を上回って引けたのは2日のみだ。今日も高値は2万8045円まであったが、ソフトバンクグループなどの大幅安で日経平均はマイナスに転じた格好だ。今日はレーザーテックをはじめとする半導体関連株も売りに押された。ただ。半導体関連株が今の相場のリード役であることに変わりはない。今日は一昨日の「絆の会」の講演会で取り上げたアバールデータが一時500円ストップ高まで買われて、東京スタンダード市場の値上がり率2位に、同じくオキサイドが12.5%上昇して東証グロース市場で値上がり6位に入った。ともに、半導体製造装置関連でレーザーテックがたった2社だけ株式を持ち合っている銘柄である。もっとも、アバールデータは決算発表からわずか1週間しか経っていないにも関わらず、8年間株式を持ち合ってきたレーザーテック株を売却して最終利益が2.4倍に膨れ上がると業績予想を上方修正した。年間配当も94円から234円に大幅増額するとしている。
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中長期的にプラザ合意前の1ドル=240円を目指す円相場 PART18

昨日から今日にかけてドル円相場が再び乱高下した。円相場は1ドル=140円台から137円台まで円高が進んだが、これは昨日発表の10月の米PPI(生産者物価指数)が市場予想(8.3%)を大きく下回った(8.0%)ことが原因。しかし、今朝方発生したポーランドの爆発事故がロシアのミサイル誤爆によるものとの疑惑が出て、円相場は一時再び1ドル=140円台まで売られた。日経平均はこのポーランドの爆発事故を嫌気して朝9時半頃に250円安まで売られたが、バイデン大統領がロシアから発射された可能性は低いと記者会見で発言したため、日経平均は午後からプラス圏での推移となり、2万8000円の大台をわずかに上回って引けた。週明けの月曜日で決算発表シーズンは終了したが、今日は改めて半導体関連株など好業績株の見直し買いが活発化した。米国では半導体関連株の指標となるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が先月の安値から4割近く急騰したことも追い風となり、大化けする株も出てきた。以前、講演会やコラムで1000円前後で再三取り上げたタカトリは今日710円高の6570円と上場来高値を大幅に更新した。1月の安値からは6倍以上...
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中長期的にプラザ合意前の1ドル=240円を目指す円相場 PART17

先週末の「逆CPI(消費者物価指数)ショック」で為替市場は大波乱に見舞われた。円相場はCPI発表前の1ドル=146円台から一時138円台へと8円近くも円高が進行。逆CPIショックと並行して仮想通貨取引所世界2位のFTXが破産申請し、仮想通貨の時価総額が30兆円以上吹き飛んだ。これにより、数百億円規模の損失を出したヘッジファンドなどが複数出て、ドルの買い持ち高を処分せざるを得なくなったファンドもかなりあったようだ。1998年にドル円相場が暴落した際も、当時世界的に有名だったヘッジファンドLTCM(ロング・ターム・キャピタル・マネジメント)が経営破綻し、円相場はたった2日で約20円円高に振れた。今回はその時の彷彿とさせるドルの投げ売り、ポジションの巻き戻しがあったと見られる。この急速な円高も今日は一服して円安に振れたものの、株式市場はソフトバンクグループ1社の急落で日経平均が200円近い値下がりとなるなど、まだ混乱が収まっていない。ただ今日で決算発表シーズンは終わり、残すところはグロース市場に上場する小型株ばかりである。明日からは株式市場も決算発表後の個別株評価の段階に入ってくるから、テー...
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11月の絆の会のセミナー情報は16日収録です

11月のセミナーは16日(水)収録です。お申込みはこちらからお願いします。   ↓ ↓ ↓
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中長期的にプラザ合意前の1ドル=240円を目指す円相場 PART16

昨日のNY市場と今日の東京市場は「逆CPI(消費者物価指数)ショック」で株価が急騰した。きのう発表された10月の米CPIは、7.7%上昇と9月の8.2%から大きく減速した。これでインフレのピークアウトが明確になったとして、FRBが利上げペースを0.75%から0.5%に落とすとの見方が支配的になった。これまでCPIの発表時には6月と9月に市場予想を大きく上回る数字が発表されて株価が急落してきた経緯があり、今回はその逆の現象が起きた。ヘッジファンドなどがこれまで積み上げてきた株の空売りポジションと「ドル買い・円売りポジション」が一気に巻き戻された格好だ。また、この「逆CPIショック」と同時並行して、仮想通貨取引所で世界二大勢力の1つFTXトレーディングが経営危機に直面した。同社には大手ベンチャーキャピタルや投資ファンドソフトバンクグループなども出資していたが、FTXは80億ドル(約1兆1200億円)の資金不足に陥っていて、実質破綻状態にある。同社で仮想通貨の取引していた投資家は引出停止に陥っていて、数百億円規模の損失を出したファンドもいくつかあるという。このFTXの破綻で「円売り・ドル買い...
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中長期的にプラザ合意前の1ドル=240円を目指す円相場 PART15

決算発表は今週ピークを迎えるが、SMBC日興証券の集計によれば、TOPIX構成銘柄の通期純利益予想は8日発表分(822社、全体の57%)までで8.7%増益と過去最高を更新する見込みだという。正直なところ、これまで決算発表した企業の中では通期予想を上方修正した企業よりも、下方修正した企業の方が多い印象だ。元々、多くの上場企業は期初に超控えめな業績予想を出すところが多いから、中間決算の発表では上期の実績を反映した通期予想の上方修正がどうしても多くなりやすい。しかし、今期に限っては、そうした超控えめの業績予想を大きく下回るほど円安や資源エネルギー価格の上昇に伴うコスト増が半端ではなかったということだろう。それでも輸出関連や海外売上の大きい企業は大幅な増額修正に動くところが少なくない。私が講演会などで取り上げている銘柄ではINPEXやヤマハ発動機、芝浦メカトロニクス、テセックなどである。ただ、住友金属鉱山や大紀アルミのように、中間決算は減益見込みから増益になったものの、通期予想を下方修正するところも出ている。住友金属鉱山の場合、中間期の経常利益は会社予想の1490億円から201億円も上振れ、前...
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中長期的にプラザ合意前の1ドル=240円を目指す円相場 PART14

日経平均は先週末の急落分の3分の2を埋める大幅高となった。日経平均寄与度2位の東京エレクトロンが1440円高、寄与度1位のファーストリテイリングが1240円高とトップ2が大幅高したのが効いた。また三菱商事などの資源株やダイキンや信越化学などの輸出関連株が買われたのも大きい。本日は16時20分に急用が入ったため、水曜日に好業績銘柄について書く予定。
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中長期的にプラザ合意前の1ドル=240円を目指す円相場 PART13

決算発表を機に資源株の人気が再燃している。三井物産は1日、中間決算と通期業績予想の大幅上方修正、増配、1400億円を上限とする自社株買いを発表した。従来、通期は12%の最終減益予想だったが、一転して7%増の増益予想に修正した。それが好感され、株価は今日までに約12%上昇して上場来高値を更新した。住友商事も今日の2時に決算発表を行ない、中間期は前期比45%の最終増益に、通期予想も従来は20%以上の減益を予想していたが、一転して18.6%増の増益予想に修正した。こうなると、来週8日決算発表する三菱商事やINPEX、住友金属鉱山、10日決算発表する石油資源開発やK&Oエナジーグループなどにも大幅増額修正の期待が盛り上がりそうだ。ただし、増額修正でも伊藤忠のように減益予想のままだと株価の反応は鈍い。丸紅も通期業績予想を大幅増額修正したものの、穀物事業の米ガビロン売却益が増額幅の半分を占めたため、株価は反落した。2日のFOMC(米連邦公開市場委員会)後の記者会見で、パウエルFRB議長が今後も大幅利上げを続ける見通しを示した。それが悪材料視されてナスダック指数は再び年初来安値圏まで売られた。フェイ...
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中長期的にプラザ合意前の1ドル=240円を目指す円相場 PART12

今晩のFOMC(米連邦公開市場委員会)は市場の予想通り0.75%の利上げが決定されると見て間違いなさそうだが、問題は来月の利上げ幅が0.5%に圧縮される見通しが出るのかどうかにある。米国では利上げ幅圧縮の期待が高まっているようで、その思惑から円が買い戻されている。円相場は午後5時半時点で147円10銭台まで円が買い戻されたが、今回も利上げ幅圧縮期待は裏切られそうな感じである。そもそも、利上げ幅の圧縮や利上げの早期停止観測の根拠になっているのは米国の景気指標の悪化なのだが、それはインフレを抑え込むため、FRBが意図的に誘導しているものである。つまり、人為的な不景気を利上げ圧縮の根拠にするのは大間違いであり、市場関係者のポジショントークに過ぎないと読むのが無難だろう。一方、日本でも決算発表が本格化し、通期の業績予想の修正も急増している。ステンレス大手の日本冶金工は通期の営業利益予想を200億円から270億円に大幅上方修正し、配当も140円から200円に引き上げた。これにより、株価はストップ高を交えて決算発表前の2832円から今日は3880円まで37%も急騰した。商社株も三井物産が通期の業績...