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基本合意していた日米TPP交渉

読売新聞とTBSは、先週のオバマ大統領訪日に合わせて進んだ日米のTPP交渉で、実質的に基本合意していたと伝えた。読売新聞は25日(金)の夕刊、そして26日(土)の朝刊でも一面トップで「基本合意」と伝えている。25日の株式新聞の講演会の後、遅れてきた参加者が、今日の夕刊一面トップで「基本合意」と大々的に書いてあったというので私も驚いたが、翌日、近所の蕎麦屋でそれを確認した。TPPには反対だという国民も非常に多いので、安倍政権としてもオバマ大統領が国賓待遇で訪日したからといって、あっさりと大筋合意したというわけには行かなかったのだろう。難航の末、仕方なく合意したくらいの演出が必要なわけで、おそらく当初の筋書き通りと見ていいのだろう。問題は、いつ正式に日米間で合意し、それをTPP参加12カ国に拡大して合意に漕ぎつけるかである。5月中旬にベトナムで参加12カ国による主席交渉官会合が予定されており、その直後の20日前後にシンガポールで同じく閣僚級会合を開催することで現在調整中とのことなので、そこで決着する可能性が高いと私は推測している。だとすれば、6月発表予定の成長戦略第2弾(骨太の方針)にTP...
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ようやく出てきた貸金業法の改正 PART3

日米首脳会談でのTPP(環太平洋経済連携協定)大筋合意は、結局できなかったが、安全保障面では大きな進展があった。オバマ大統領としては日本に「貸しを作った」形になったから、今度は安倍総理が動く番になる。5月20日前後にTPP参加12カ国による閣僚会議をシンガポールで開くことが計画されているので、そこで是が非でも大筋合意を取り付けないと、「TPPは私の経済政策の主柱です」とダボス会議で公言してきた手前、アベノミクスの評価はガタ落ちになるだろう。前回23日のブログで、今国会での規制緩和が濃厚になった消費者金融株に関して、「株価が下振れることがあれば押し目買いのチャンスになる」と書いた。実際、アイフル(8515)は24日に前日比4円安で始まって、7円安の340円まで値下がりしたが、その後切り返して5円高で引けた。今日も前日比変わらずという株価がつく場面があったが、一時は64円高の416円まで暴騰。貸金業法改正のニュースを受けてストップ高した21日(月)の高値391円を大きく上回り、引け値でも48円高の400円で終わっている。つまり、自民党関係者から情報を得ていた早耳筋の利食い売りや、月曜日に高...
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ようやく出てきた貸金業法の改正 PART2

きのう急落した消費者金融などのノンバンク株が、外資系証券の前向きなレポートなどによって今日は急反発している。午後2時半現在でアイフルが7%高、アコムが9%高、オリコが4%高といったところだ。きのうは日米首脳会談や日銀会合、決算発表、それに「魔のゴールデンウイーク」を控えて、個人投資家の見切り売りや投げ売りが殺到した感じだが、今日は逆に朝から腰の入った押し目狙いの買いが押し寄せている。出来高もアイフルで1億2000万株(2時半現在)を超えている。きのうのバークレイズに続いて、今日はクレディスイスが消費者金融に関するレポートを出している。今後も外資系証券中心にこのセクターを再評価するレポートが続出すると考えられる。この点では、明日24日の日米首脳会談や30日の日銀会合の結果で、株価が大きく下振れることがあれば、このセクターは押し目買いのチャンスになりそうだ。きのうの株価急落で、目先筋の振り落としは大方終わった可能性がある。一方、何度も書くようだが、明日の日米首脳会談はTPPの大筋合意か、それに近い大幅な進展があると思えてならない。それができそうもないなら、なぜこのタイミングでオバマ大統領が...
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ようやく出てきた貸金業法の改正

条件付きながら、貸金業法を再改正して元の状態に戻そうという改正法案が自民党内で検討されていると日経新聞(19日付)が報じた。私が1年半前から主張してきたことがようやく実現しそうである。これは日経のスクープで、他社が独自記事を配信していないところを見ると、自民党内でも政策調査会の幹部しか知らなかったようである。記事によると、「貸金業法改正案を今国会に提出、成立を目指す」としているが、会期末まであと2か月ほどしかないことから考えると、法案そのものはほぼ完成しており、あとは党内手続きを済ませれば、議員立法で提出できるところまで来ているのだろう。一昨年の総選挙で、貸金業法の改正は政権公約の1つ(「J-ファイル2012」に掲載)に挙げられていたほどだから、あとはタイミングの問題だったのだろう。ただ、関連するノンバンク株の相場は大荒れとなった。アイフル(8515)、アコム(8572)の2銘柄がストップ高で寄り付いた後は急落商状となり、結局、両銘柄ともほぼ今日の安値圏で引けた。それでもアイフルは11%高で東証一部値上がり率ランキング4位、アコムが7%で7位、アプラス(8589)が12%高で2位、オリ...
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日米首脳会談でTPP大筋合意なら想定外の株高も

オバマ大統領が23日に来日する。焦点となるのはもちろんTPP(環太平洋経済連携協定)だが、いまのところマスコミの下馬評は「大筋合意はできず、またしても先送り」といった感じ。しかし、期待値が低いだけに大筋合意が実現すれば、日経平均株価はかなりの幅で上振れするだろう。いわゆるサプライズになる。一方、下馬評通りに大筋合意ができなくても、これまた期待値が低いだけに、日銀金融政策決定会合の空振りほどには株価も下げないと見ている。しかも、30日には今月2度目の日銀会合があるので、いつものパターンならそこに向けて裁定買いが入るはずだ。つまり、日米首脳会談は空振りに終わっても、「振り逃げ」が可能なのである。しかし、日米首脳会談で空振りして、日銀会合でも二者連続三振となれば、これは地獄を見そうである。来週からは決算発表シーズンに入るため、ただでさえ毎年恒例のゴールデンウイーク危機が意識される。消費税増税の影響を考慮して、多くの企業が控えめな業績見通しを出す可能性が高いので、日米首脳会談が空振りに終わった場合は、すぐさま振り逃げ戦略を考える必要がありそうだ。ちなみに、私は日米首脳会談はホームラン、日銀会合...
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セミナー会場における誤ったご案内に関するお詫び

4月16日の絆の会主催のセミナーの際、秋葉原の会場において「セミナーが中止になった」という誤った情報が掲示され、会場の会議室の準備もできていないというトラブルが発生しました。その案内を受けて帰宅されたお客様もおられるなど、ご参加の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。この事態は、第三者が故意にセミナーを妨害しようとしたことが原因です。二度とこのようなことが起こらないよう事務局でも十分注意いたしますが、皆様もどうかお気を付けくださいますようお願い申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。絆の会・事務局
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米国発の株価の変調 PART3

日経平均はやはり1万4000円の強力な下値抵抗線で踏みとどまることができたようで、当面は反発局面が継続しそうである。ただ、今日の日経平均420円高のように、相場の地合いがそれほど好転していないにも関わらず猛反発となるのは、明らかに空売りの買戻し、ショートカバーであることに注意したい。買戻しが一巡すれば、株価の上値は一気に重たくなる恐れがある。米国株の変調は、本日15日の確定申告最終日で一巡した可能性が高い。2000年のITバブル崩壊も4月上旬から始まったが、これもIT関連株を大量に保有する創業者などが確定申告で税金を納めるために、大量の持ち株を換金売りしたのがITバブル崩壊の原因と言われている。フェイスブックや電気自動車のテスラモータースなどはこの1年余りで株価が大化けしたので、そうした大株主の税金対策売りが想定外の規模に達したと考えられている。しかし、それが昨日で一巡したため、ここから先は問答無用の換金売りが激減すると予想される。これにより、日本の新興市場株やソフトバンクやファーストリテイリングといった大型のモメンタム株も反発に転じると予想される。24日の日米首脳会談と、それに続く3...
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米国発の株価の変調 PART2

前回書いたように、日経平均は1万4000円の下値抵抗線を若干割ってはいるものの、どうにかそこで踏みとどまる動きになっている。今日の場合、日経平均は大引け15分前から70円ほど急落して、結局、現物は49円安で終わったが、1日の値動きとしてはほぼ前週末と変わらない1万3960円前後の小動きだった。先週末のNYダウが136ドル安と大幅続落になったにも関わらず、日経平均が小幅安で済んだのは、先週末金曜日の夜に、ロイターが安倍総理と日銀の黒田総裁が次の金融政策決定会合(4月30日)の前に会談を行なうと報じたことが好感されたからだろう。要は次の日銀会合で追加緩和か、あるいはそれを匂わす黒田総裁の発言があるとの思惑が高まったことが大きく材料視されたと言える。これは株安に危機感を抱いた安倍総理周辺のリーク情報と見て間違いない。いわゆるリップサービスに近いものがある。直近の急落がヘッジファンド主導のものであるため、30日の日銀会合に向けて、やはり先物主導で空売りの買戻しと、「円売り・日本株買い」のアベ・トレードのポジション積み増しが起こると予想される。追加緩和があるかないかは、もちろん二の次だ。イベント...
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米国発の株価の変調

きのうの米国株の急落を受けて、日経平均株価は強力な下値抵抗線である1万4000円をあっさりと割り込んだ。2月5日にもザラ場で1万3995円まで売られたことがあるが、大引けでは1万4180円まで大きく戻して終わっている。底値圏のシグナルとなる長い下ヒゲを引いて終わったわけだが、今日はマドを開けて1万4000円を割って終わったので、非常に引け味がよくない。きのうの米国株の急落は、ロシアがウクライナへのガス供給の停止をほのめかしたこと原因で、これはウクライナを経由して欧州へ販売するガスも止めるぞ、という脅しでもある。おとといの私の株式講演会(証券スクール主催)では、「新冷戦が始まって世界の枠組みが再び東西冷戦体制に戻る」という話を、講演会の冒頭の20分くらいでしたのだが、今回の騒動でロシアが本気でそれを目指していることが明らかになったと言える。チャートを見る限り、日経平均は今日で底割れしたような形になっているが、やはり1万4000円どころで踏ん張れるかどうかが、目先の焦点と言える。現物の日経平均は大引けで1万3960円で終わったものの、日経225先物は3時15分の大引けで1万4060円まで戻...
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空振りの恐怖と三空

大方の市場関係者は今月の追加緩和はないと予想していたが、それでも実際に日銀が「ゼロ回答」を出せば、株価が急落して円高が進むことは、素人でなければ予想できたはずである。しかも、今週は週末にオプションSQを控えているし、今日はSQ2日前の「急落の急所」でもあった。黒田総裁のまったく市場に配慮しない記者会見は、自爆テロに近いものがある。日経平均は今日の急落で滅多にでない「三空」になった。日足チャートでマドが連続して3回現れることで、急落時に現れた場合は絶好の押し目買いのチャンスとなる。相場格言に「三空叩き込みに買い向かえ」というものがあるが、この格言が的中する確率は非常に高い。実際、すでに日経225先物は現物の引け後から120円も上昇している。前回指摘した通り、米国株や日本株の急落は例年のゴールデンウイーク危機や「5月に売ってどこかに行ってしまえ(ウォール街の格言)」が1か月前倒しされているものと見ることができる。ヘッジファンドを中心とする短期筋は、自分たちのせいで毎年5月に相場が大揺れすることをわかっているから、米国株が史上最高値を更新したいまのタイミングで、示し合わせたように利食い売りや...