ブログ(会員限定) ポルトガルの金融不安は拡大するか?
時価総額でポルトガル第二位の銀行 バンコ・エスピリト・サント(BES)の経営危機が深刻化し、欧州債務危機の再燃を懸念する声が出ている。これを受けて、きのうと今日はミニ世界同時株安となったが、中央銀行であるポルトガル銀行は「BESの支払い能力に問題はない」とコメントしている。今日の欧州株式市場も急反発で始まった。この問題は、親会社であるエスピリト・サント・インターナショナル(ESI)が社債の利払いを延期したことが引き金になって起きた。同行はESIに巨額の資金を貸し付けていて、それが焦げ付くのではないかとの見方が有力になったからだ。ポルトガルは一応先進国の扱いを受けてはいるが、実質的にはまだ新興国に近い。だからこうした問題が起きるのであって、これが他のEU諸国に波及することはないだろう(ただし、スペインは例外)。まったくもってタイミングが悪いというか、この日をわざと狙ったのか、ポルトガルの金融不安は、東京市場のオプションSQに向けたヘッジファンドの売り仕掛けを勢いづかせたのは確かである。そもそも、前述のBESとESIの問題は、5月の会計監査ですでに問題が発覚していたというから、あとはいつ、...
