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イエメン空爆で「原油買い・株売り」が活発化

日経平均株価はきのう一時349円安を記録し、今日も一時371円安と想定外に大崩れした。終値はそれぞれ275円安、185円安と安値からは結構戻して引けたものの、久々の急落だっただけに、押し目を待ち構えていた投資家もドン引きするような急落だったと言っていい。株価急落の引き金になったのは、サウジアラビアの隣国であるイエメンのイスラム武装組織に対して、湾岸諸国が空爆を開始したことである。世界最大の原油埋蔵量を誇るサウジアラビアは、北東でイラク、南西でイエメンと国境を接している。東側はペルシャ湾を挟んでイラン、西側は紅海を挟んでエジプトと接しているが、サウジアラビアほどイスラム国やその他のイスラム武装勢力の脅威に晒されている国も珍しい。イエメンでは今年1月、イランとの関係が深いとされるイスラム教シーア派の武装組織「フーシ」がクーデターを起こし、内戦状態に陥っていた。サウジを中心とする湾岸諸国は同盟を組んで地上軍の投入も検討中という。今回のイエメンでの突然の軍事作戦により、WTI原油先物価格は2.22ドル(4.5%)高の1バレル=51.43ドルと3週間ぶりの高値をつけた。先週17日に6年ぶりの安値...
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踏み上げ相場 PART2

明日26日が配当権利付き売買の最終日となる。明日まではGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)や共済年金などの公的資金に加え、配当取り狙いの国内機関投資家や個人投資家が数多く参戦している。しかし、あさって27日以降の実質新年度相場入りになると、そうした配当狙いの分厚い投資家層は姿を消してしまう。この点で、あさってからは調整局面入りする可能性が高いと見る市場関係者が多いようである。私もその1人だが、下値はかなり限定的だとも思う。というのも、1月中旬以降の日経平均の一本調子の上昇で、バスに乗り遅れた投資家がごまんといるからだ。これは個人だけでなく、外国人や一部の国内機関投資家も同じである。今日、日経平均が後場寄り付き直後に170円安まで急落したにも関わらず、大引けではそこから200円以上高い32円高まで戻して引けた。きのうも中国のPMI(製造業購買担当者景気指数)が好不況の節目である50を割り込んだのをきっかけに、日経平均はプラス圏から100円以上も急反落し、最終的には40円安まで戻して引けた。一部の投機筋が日本株を売り仕掛けしてみたものの、大半の投資家の買い意欲が強すぎて、誰も売り崩し...
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踏み上げ相場

空売りした人が、損することを承知で買い戻すことを「踏む」という。その「踏み」が「踏み」を呼び、あるいは「踏み」狙いの新たな買いを呼んで、上げ相場が加速することを「踏み上げ」とか「踏み上げ相場」とか言うが、いまの強すぎる相場は「踏み上げ相場」の側面がかなり強い気がする。日本株はこれまで、折に触れてこれとは真逆の「投げ」が「投げ」を呼び、ヘッジファンドの売り崩しが成功して相場が大崩することが毎年恒例のように起こってきた。それは去年も一昨年も何度も経験してきたはずだ。しかし、今年の2月以降は局面が逆転し、売り方が総崩れになる「踏み上げ相場」が何度も起きている。今日も円相場が1ドル=120円割れになったにも関わらず、日経平均は前場中ごろから200円前後高い1万9750円近辺で堅調に推移した。これはアベ・トレードの正反対である「円買い・株売り」の裁定取引が活発化しなかったことを意味する。こうなると、26日の配当権利付き最終日までには、2万円の大台に乗せる可能性が一気に高まってきたと言えるだろう。
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東京駅八重洲口の大規模再開発が始動 PART7

今日の夜はNY市場の3カ月に1度の大イベント、メジャーSQ(トリプル・ウィッチング)だ。おとといのFOMC(金融政策決定会合)のような大波乱もあり得ると見ている。しかし、2日前のFOMCでヘッジファンドなどの投機筋のポジションはかなりの額が手仕舞われており、あの時のように上も下も3桁に振れるということはなさそうだ。つまり、どちらか一方に大きく振れる可能性が高いのではないか。ギリシャとEUが近日中に新改革案で合意するというニュースが出たので、NYダウは多分上に振れると思う。ただ、週明けの東京市場が今日に引き続いて連日で昨年来高値を更新するかどうかは、わからない。個人的には26日の権利落ち最終日まで、するすると上げ続けるような気がするのだが、そうなると、権利落ち後に来るであろう反落を警戒する必要がある。配当を取るために、高値とはわかっていても無理して買ってしまえと判断する投資家はかなりいるはずだ。それがほとんど突然いなくなってしまうわけだから、分厚い市場参加者がいるために恐ろしく強かった相場も、一時的にせよ調整が入ると思う。というか、調整が入らないと反落した時の下げがきつくなって、怪我人が...
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宝島社『山本伸の騰がる株 2015年春号』発売!

恒例の宝島社ムック本が発売されました。「別冊宝島2316 山本伸の騰がる株 2015年春号」2015年3月13日発売価格:1058円詳細・ご購入は ↓
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東京駅八重洲口の大規模再開発が始動 PART6

日経平均はきのうに続いて今日も3桁の上げとなり、ついに1万9000円台後半に突入した。こうなると3月中の2万円乗せも現実味を帯びてくるが、いまはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)など公的資金のほかに、期末の配当取りを狙った国内機関投資家や個人の買いも通常の数倍のペースで入っていると見るべきだろう。だとすると、今月26日の権利取り最終日までは堅調な相場展開が予想されるが、それを過ぎると一時的だが買う勢力が大幅に減少するから、そこは久々に大きく下振れするリスクがあると認識すべきだろう。もちろん、「買いたい弱気」でバスに乗り遅れた投資家が、ここぞとばかりに押し目を買ってくることも考えられるので、それほど大きな調整にはならずに済むかもしれない。しかしながら、一昨年5月のバーナンキ・ショックではないが、強すぎる相場は下落に転じたときの反動も大きくなりがちである。3月末から4月上旬に一度調整局面を経ていれば、例年5月のゴールデンウイーク前後に起こる相場の調整(ゴールデンウィーク危機)も、それほど恐れる必要がない調整になると見ているのだが、果たしてどうか。八重洲口再開発関連銘柄に関しては、今...
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東京駅八重洲口の大規模再開発が始動 PART5

前回、表題の東京駅八重洲口の大規模再開発をきっかけに、「不動産流動化関連株を含めて不動産セクター全体に人気が波及するかもしれない」と書いたが、どうもその通りになってきた。今日は大手不動産株こそ上昇一服となったものの、東証一部値上がりランキングには、ビル再生のサンフロンティア不動産が9.9%の上昇で値上がり第3位、不動産流動化のトーセイが6.3%高で13位、八重洲口再開発関連の常和ホールディングスが5.7%高で16位に入った。先週から書いているように、八重洲口再開発関連の中核は東京建物、三井不動産、常和ホールディングスの3社と見ていい。来月から住民説明会が始まるそうだが、あの地区に住んでいるのは飲食店や画廊関係者など数人から数十人といった程度だろう。もちろん地権者を含めれば100人を超える規模にはなりそうだ。株式相場の方は堅調そのものだが、今週末はNY市場のメジャーSQがあるので、先週同様、日本株にも大きな波乱があると推測される。ただし、3月期末の配当取りの動きもあるので、やはり波乱があるとすれば上振れの確率の方が高いと思うが、ヒヤリとする場面も想定しておくべきだ。
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東京駅八重洲口の大規模再開発が始動 PART4

今日は3カ月に1度の先物とオプションの同時精算日=メジャーSQだったが、いつもならSQ2日前から日経平均が大きく下振れ=急落することが多いのに、今回はまったく逆の大きな上振れとなった。講演会などでは、今回のメジャーSQは上振れすると1カ月ほど前から予想し、日経平均の2倍動く日経レバレッジ投信を必ず注目銘柄に挙げていたのだが、まさにズバリだった。しかし、講演会参加者の中には高所恐怖症というか、高値警戒感を強く抱いている人が結構多く、「いまは売りじゃないんですか?」という質問を何度も受けた。講演会の中で、再三、今年の日経平均は2万2000円まで行くとか、SQのたびにむしろ上振れするという話をしているにも関わらず、講演が終わった後の質問が「いまは売りじゃないんですか?」なのだから、こっちもガッカリしてしまう。「何を聞いてたんだ?」と。だが、それぐらい個人投資家の多くは高値警戒感が強いのだろう。表題にある通り、この3日間で東京駅八重洲口再開発関連の銘柄がかなり値上がりした。中核銘柄ともいえる東京建物は3月10日(火)の終値が850円、今日の高値が931円だから1割上がっている。同様に三井不動産...
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東京駅八重洲口の大規模再開発が始動 PART3

先週末に続いて、昨日もNYダウは300ドル以上の急落となったが、今日の日経平均は寄り後に80円安まで下がったものの、2時過ぎには一時150円以上高くなる場面があり、結局、58円高とプラスを維持して引けた。NYダウが332ドル安で、日経平均が58円高というギャップは滅多にないことだ。これは日本株の「米国株離れ」が進んだというよりも、米国株が急速なドル高を嫌気して急落したと見るのが妥当だろう。「ドル買い・米国株売り」の裁定取引が一気に活発化した格好だ。むしろ日本株は蚊帳の外で助かったというイメージである。八重洲口再開発計画は続報がないので関連株に大きな動きはないが、同時に着工するバスターミナルの地下化(15カ所のバス乗り場を地下に移し、渋滞を緩和する)は、2020年の東京オリンピックに間に合わせる計画のため、来年度予算を計上する関係で4月から5月に関係する上場企業や東京都から続報が相次ぐと予想される。八重洲口バスターミナルは、東京ビッグサイトやお台場など、オリンピック会場が集中する東京湾岸エリアの玄関口にあたる。「ゆりかもめ」や「りんかい線」の輸送力が乏しいため、10万人以上を集客する東京...
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東京駅八重洲口の大規模再開発が始動 PART2

先週末の米国株の急落を受けて、今日の日経平均は180円安で終わったが、NYダウが一時300ドル以上も下げた(終値は278ドル安の1万7856ドル)のと比較すれば、やはり日本株の強さが感じられる。そもそも米国株が急落したのは、先週末発表の雇用統計が市場予想を上回ったために、FRBの利上げが後ずれせずに、6月に実施されるとの見方が強まったからである。この利上げを警戒した売りは、大半が投機筋から出ているため、長続きするとは思えないが、日本株は今週末が3カ月に1度のメジャーSQのため、嵐が来るのが早まった感じである。ユーロ安が進んだこともあり、円相場が1ドル=121円前後まで円安になっても、日本株の急落は止まらなかった。これはヘッジファンドの「円売り・日本株買い」のアベ・トレードのポジションが、ピーク時に比べてかなり減ったことを物語っている。アベ・トレードのポジションが高水準にあれば、円が1円以上も急落して、日経平均が200円前後も下がるということは起こりにくいからだ。こうなると、円安が進んだからといって、おいそれと輸出関連株を買うわけにもいかなくなる。ここ数カ月、私が講演会でしつこく注目銘柄...