ブログ(会員限定) 予想を大きく上回る米雇用統計で世界的に踏み上げ相場に PART2
今月4日まで2週間余り続いた世界同時株安は、5日発表の米雇用統計が市場予想を大きく上回ったことで、一転して世界的な踏み上げ相場の様相を呈している。当欄では先週初めに、ヘッジファンドによるお盆休みの売り仕掛けに注意を促したばかりだが、それも杞憂に終わった。ただ、気になるのは円高である。週明け15日で決算発表シーズンは一応終了するが、業績予想に円高が織り込まれたとはいえ、輸出企業や観光関連産業の利益率悪化は実体経済を直撃している。それをカバーするための大型経済対策の予算審議は秋の臨時国会を待たねばならず、実行までには半年近いタイムラグがある。先月の日銀の追加緩和で株式ETFの購入枠が約2倍に引き上げられたため、日経平均はその思惑で順調に戻ったものの、ドル円相場が102円前後にとどまった状態では、いつまた100円大台割れとなるかわかったものではない。ドル円相場が90円台に突入すれば、いくら日銀のETF買いが1日辺り336億円から707億円となったといっても(追加緩和直後は347億円の購入を2回実施)、現状の株価水準を維持するのは相当難しいと言わざるを得ない。日経平均株価は鬼門ともいえる1万7...
