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今夜の米利上げは9割以上も織り込み済み

相変わらず日本市場は弱気派が主流を占めている。今夜のFOMC(連邦公開市場委員会)での利上げは決定的であるにもかかわらず、やはりイベントを通過しないと買いの手が引っ込んでしまうようだ。もちろん、買いの主役は相変わらず外国人投資家のようで、日本勢は個人も機関投資家も恐る恐る外国人に追随するような消極的な買い方のように見受けられる。明日のプーチン大統領訪日も手控え要因になっているのは間違いない。ただし、一部の世論調査によると、平和条約締結と領土問題の返還に関して、今回の日ロ首脳会談で「進展しないと思う」との回答が8割以上を占めていた。専門家の見方も概ねそんな感じだから、今回の日露首脳会談で何ら問題の改善がなくても、日本株にとってはさして悪材料にならないと考えられる。仮に日露交渉が決裂して株価が一時的に急落するようなら、押し目を待っていた乗り遅れ組が大挙して買い出動すると思われるので、最悪のシナリオである交渉決裂の場合でも株価は下支えされるだろう。もちろん、個人的には交渉が決裂するとは全く思っていない。米国主導の西側諸国によるロシア経済制裁から日本が離脱できるかどうかがポイントで、このオバマ...
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阿呆になってドルを買うべし

私はトランプ次期大統領の決定直後から、「阿呆になって買いの種蒔け」とか「阿呆になって株を買うべし」と主張し続けてきた。多くの投資家がマスコミによってトランプ当選=株安・ドル安・世界経済の混乱という図式を刷り込まれてきたからか、日本ではいまだに「買いたい弱気」の投資家が非常に多いのが実情である。とりわけ、「下げたら買おう」と押し目を待っている投資家や、急激な上昇についていけない投資家、いわゆる「バスに乗り遅れた投資家」がやたらと多いと感じるが、これも何度も指摘している通り、4年前のアベノミクス相場と同様、初動に近い今はまだ全く遅くはない。相場に乗るのは早ければ早いほどいいだろう。4年前もそうだったのだが、私は株を買うよりもFXでドルを買った方が効率がいいという話を当ブログでもよく書いたと記憶している。当時、ドル円相場は80円台だったと思うが、今も同じようなことを思っている。ただ、今回は4年前とは違って円がかなりの安値水準にあるので、リスクの高いFXはあまりお勧めできない。
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年内の大イベントは全て織り込み済み PART2

日経平均は今日、ほぼ11か月ぶりに年初来高値を更新した。一時的だが1万9000円台を回復したことで、「買いたい弱気」の国内勢からは早くも「目標達成感が出てきた」との声も聞かれる。しかし、私に言わせれば、国内勢はいわば「曲がり屋」であり、彼らの逆を行った方が正解だと思う。米大統領選後の日本株上昇の原動力は、外国人投資家のほぼ一手買いである。12月2日までの4週間で、彼らは現物と先物を合わせて約3兆円も日本株を買い越している。これに対して一番売っているのが個人投資家で、この間、約1兆6000億円の売り越し(現物のみ)となった。大半がヤレヤレ売りなのだろうが、当ブログで再三書いているように、今は一生のうちに何度かしかない大相場だと思われるので、売るのはもったいないというほかない。確かに、今は何を買っても高値圏にあるので、銘柄選びは本当に難しい。4年前のアベノミクス相場のスタート時は、ほとんどの銘柄が底値圏にあったので、何を買っても結構値上がりしたというのが実情である。ところが、今は下手な銘柄を掴むと急反落しかねないほど相場が過熱している。私は講演会や株式新聞のコラムなどで「初動の段階の今が一...
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年内の大イベントは全て織り込み済み

今週末は3カ月に一度のメジャーSQである。通常ならば、そのSQ2日前の今日は「急落の急所」であり、最も急落しやすい特異日であるはずなのに、朝方から売り仕掛け的な動きはほとんど見られず、商いを伴って日経平均も1万8500円近辺まで上昇した。今日の株式相場を牽引したのは、何と言ってもソフトバンクだ。きのう、孫正義社長がトランプ次期米大統領と会談し、5兆7000億円もの投資を決め、それで5万人の雇用を生み出すと約束したことは世界の市場関係者を驚かせた。ソフトバンクは今日、431円(6.2%高)の7387円の年初来高値で引けたが、これだけで日経平均を50円弱押し上げた。今日、東証一部で新高値をつけた銘柄は216銘柄だった。一番多かったのは銀行で、ほかに商社、機械、鉄鋼、金属製品、化学、非鉄、電気、自動車部品などだ。これらすべてがトランプノミクスの恩恵を受けそうなセクターである。ついでに言えば、年初から6月のブレグジット前後までに最も売り込まれたセクターであり、こうした売られ過ぎの銘柄群のリバウンド相場が今の株式相場を支えている。個別銘柄では野村HDが6月の安値から2倍以上に急伸するなど、行き過...
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イタリア国民投票は否決シナリオをほぼ織り込み済み PART2

「買いたい弱気」派が一番気にしていたイタリア国民投票は、否決・レンツィ首相辞任で決着した。しかし、前回書いた通り、株式市場も為替市場もそのシナリオで相場が形成されてきたから、今日の若干の円高も日本株の反落も、ほぼ想定通りと言っていいだろう。今夜の欧米市場の反応はさておき、明日からの日本株は週末のメジャーSQに向けた買い方と売り方の攻防戦が激しくなると予想される。売り方にとってはここ1カ月弱もの間、強烈な踏み上げ相場が続いたため、ここぞとばかりに巻き返しに出て来るだろう。この点では、今週は絶好の押し目買いのチャンスだと見ている。特に、円安メリットの大きい輸出関連株については、SQに向けて機械的な現物の裁定解消売りがかなり出そうだから、バスに乗り遅れた投資家にとっては狙い目だろう。一方、私が講演会で盛んに推奨しているような中小型のバリュー株は、今日も戻り高値を更新する銘柄が目立った。マザーズ指数は今日で3日続落だが、東証二部指数は反発して終値ベースの年初来高値を更新した(9.9ポイント高の4864.3)。日経ジャスダック平均も今日は反発した。今日戻り高値をつけた銘柄で意外だったのはゼニス羽...
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イタリア国民投票は否決シナリオをほぼ織り込み済み

前回、OPEC(石油輸出国機構)総会で減産合意ならリスクオンと書いた。実際、翌日の日経平均は一時400円以上も急騰し、ドル円相場も2円以上円安に振れた。ただ、今夜の米雇用統計と明後日のイタリア国民投票を控えて、きのうの午後からは利食い売りや手仕舞い売りが急速に増えた格好である。前回も書いたことだが、「買いたい弱気」派が一番気にしているイタリア国民投票は、否決・レンツィ首相辞任が濃厚であり、株式市場も為替市場もそのシナリオで相場が形成されてきたと言ってもいい。だから、市場にとっては国民投票が可決されてレンツィ首相が続投となった方がサプライズで、逆に混乱するかもしれない。モンテ・パスキなどイタリアの銀行危機についても、直近でトランプ効果もあって、銀行株が世界的に大きく買い直されている流れからすると、ベイル・インや破たん処理ではなく、救済方向で処理される可能性が高くなっていると予測される。いずれにしても、今年予定されている大イベントが、利上げが濃厚なFOMC(連邦公開市場委員会)を除いて全て通過となることで、来週からは投資家も動きやすくなってくる。バスに乗り遅れた「買い遅れ組」も、重い腰を上...
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今夜のOPEC総会で減産合意ならリスクオン

今夜のOPEC(石油輸出国機構)総会で原油の減産合意ができるかどうか、市場関係者は固唾を呑んで見守っている。減産合意ならリスクオンで、再び株高・ドル高傾向が強まると見られるが、その一方で、日曜日のイタリア国民投票の結果を待ちたいという市場関係者も非常に多い。要は、この2つのイベントが通過しないと、本腰を入れた買いはなかなか入らないのが実情である。私はイタリアの国民投票よりはむしろ、今日のOPEC総会の方が重要だと思っている。先週末の株式新聞の講演会ではこう言った。「イタリアの国民投票なんかクソ喰らえ」だと。というのも、憲法改正を問う国民投票は否決が濃厚で、レンツィ首相は辞任する方向だと見られているからだ。そうなると、欧州債務危機の再燃だと一部のメディアは騒いでいるが、そんなものは大方相場に織り込み済みである。おそらく、混乱したとしても、6月のイギリスのEU離脱や、先月の米大統領選の10分の1程度のインパクトである。イタリアは経済も銀行危機も、改革が待ったなしで、レンツィ首相が辞めても辞めなくても痛みを伴う大混乱が必至だからだ。つまり、OPEC総会の減産合意の成否はまだ相場にほとんど織り...
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本日UPをお休みさせていただきます

本日は出張により、ブログのUPをお休みさせていただきますよろしくお願い申し上げます
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トランプ改革を織り込みに行く相場に PART6

猛烈な円安と株高が同時に進行する現在の大相場は、まさしく4年前のアベノミクス相場の初期に酷似している。これだけスケールの大きい相場の潮目の変化は、一生のうちに数えるほどしか経験できないだろう。だから、私はいまこそ「阿呆になって買いの種蒔け」と声高に主張しているのである。アベノミクス相場は現在も継続しているが、個人投資家が皆ハッピーだったのは、最初の半年だけと言っても過言ではない。野田前総理が衆議院を解散すると宣言してから、翌年のバーナンキ・ショック(FRB議長が量的緩和政策の終了を示唆した)までの半年間である。このハッピーだった半年間でも、本当に投資妙味が大きかったのは初動の段階の11月から翌年1月ぐらいまでだろう。だから、そのアベノミクス相場の初動にそっくりな今のトランプノミクス相場も、非常に旨みがあるのはトランプ大統領が就任する1月20日ぐらいまでだろうと私は予想している。ただ、独自の個別材料が出てストップ高したような銘柄(テアトルなど)と、トランプ相場は無関係なので、勘違いしないでいただきたい(そういう質問があったので)。
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トランプ改革を織り込みに行く相場に PART5

日経平均は今年1月6日以来の高値圏まで戻してきたが、やはり個人、法人問わずに日本の投資家は「買いたい弱気」がほとんどのようである。押し目があったら買いたいという気持ちはわかるし、ここまで相場が過熱してくると手が出ないという投資家心理ももっともだ。しかし、前回も書いたように、今回のトランプノミクス相場はアベノミクス相場と非常に似ている部分があり、初動の段階が滅多にないチャンスだと私は分析している。買いたい銘柄が絞れないというのであれば、網掛け方式で日経レバレッジ投信を買う手もあるし、TOPIX、JPX400、日経225に連動するETFやインデックス投信を買うのも一法だ。相場の王道を行くのであれば、円高で売られ過ぎた輸出関連株や優良株のリバウンドを狙うのが妥当だろう。ドル高・円安の勢いも衰えていない。今日は111円台出没の動きが続いたものの、115円程度までは節らしい節もなく、ドルの水準切り上げが続きそうだ。もちろん、ドルも株もそろそろスピード調整があってもいい頃合いなのだが、ともに売り方の踏み上げ相場の色彩が濃く、売り方が十分に買い戻せていない状態なのだろう。