ブログ(会員限定) 国境税調整の衝撃 PART21
日本時間で今朝11時からのトランプ大統領の演説は、まったく目新しい話がなく、市場はまさに肩透かしを喰らった格好となった。トランプ大統領は歴史的な税制改革を進めるとは表明したものの、国境税の中身が明かされるどころか、国境税という言葉すら使わない始末である。これは国境税に対して与党共和党の中にも相当数の反対派議員がいて、法案を作ることすらままならないからだろう。今日のトランプ大統領の演説は、日本でいうところの所信表明演説に相当する一般教書演説の代わりに行なわれたものだ。新任の大統領はまだ国政を把握しきれていないため、一般教書演説を簡易版で済ませる慣例があるのだ。ところが、遅くても3月中に作成する必要がある予算教書と、それを大統領が議会で表明する予算教書演説は、一般教書のように省略することが許されない。予算教書はホワイトハウス(政権側)から議会に対する予算の要望書であるため、具体策を盛り込まないわけには行かない。共和党案では、国境税は年間10兆円以上の税収が見込まれるため、予算案の重要項目になる。しかも、以前指摘したかもしれないが、3月15日には連邦債務が議会で決められた上限に達する「財政の...
