ブログ(会員限定) 世界貿易大戦 PART9
日経平均は今日、一時250円ほど急上昇して2万2949円と2万3000円の大台に肉薄した。大引けでは96円高と伸び悩んだが、国内機関投資家の戻り待ちの売りや、2万3000円の大台突破は難しいと見たヘッジファンドから新たな空売りが入ったようである。ただ、3月下旬以降の戻り相場で2万3000円の大台に挑戦するのは5月21日、6月12日と今回で3回目になる。テクニカル面や株式需給面で日経平均の2万3000円突破は非常に有力だと見る向きが多い。「日本株は買いだ」と強気転換する専門家も結構いるのだが、私はまだ弱気から抜け出せていない。というのも、トランプ大統領が仕掛けている貿易戦争の落としどころがまったく見えないからである。しかも、今月25日から米国はEU(欧州連合)との貿易協議を始めることになっている。トランプ大統領はかねてから欧州車への20%追加関税が「EUとの不公正貿易を改める最大の武器になる」と発言していて、それを交渉材料にEUに対して相当強く譲歩を迫る見通しである。また、早ければ今月末から日米通商協議(FFR)も始まる。ここでもトランプ政権は日本車への25%追加関税を武器に、農業や医療...
