ヤマモト

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米中貿易戦争は終わらない PART126

日経平均は今日、一時200円近く上昇して2万2649円と一昨日につけた2万2615円の年初来高値を更新する場面があった。しかし、大引けでは節目の2万2500円にも届かず、40円高の2万2492円で終わった。ここ2年ほどは日経平均の累積売買高が2万2600円から2万2900円までが非常に大きく、このレンジを突破するには何か大きな支援材料が必要だろう。それがなければ、来月14日の決算発表終了までは、このレンジに差し掛かる度に、日経平均は強力な上値抵抗帯にぶち当たることになりそうだ。そもそも、現在は自社株買いの自粛期間、いわゆるブラック・アウトに直面している。現在の最大の日本株の買い手は上場企業自身であり、そのほとんどは自社株買いだ。これが決算発表が終わる11月14日頃までは封じられるため、今は株式の需給関係が年間で見て、非常によろしくない時期にあたる。それでも日経平均が年初来高値を更新したのは、これまで2年近く株式市場を苦しめてきた米中貿易戦争で、ようやく部分合意に達し、本格的な停戦が見込まれるからである。もっとも、来月中旬のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で米中首脳会談を開き、そこで...
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米中貿易戦争は終わらない PART125

先週末の当欄で予測した通り、米中貿易協議は農業分野と為替分野で部分合意に達した。これを受けて日経平均は週明けの2日間で一時800円以上も急騰し、2万2600円台をつけた。もちろん、これは年初来高値であり、昨年12月以来の水準訂正である。ただ、毎回書いているように、2日間でこれほどの急騰を演じた最大の要因は空売りの買い戻しである。新規資金で素っ高値を買う投資家はそれほど多くはない。世界最大の投資ファンド、ブラックストーン・グループが15日にユニゾホールディングスに1株5000円でのTOB(株式公開買付け)を表明した。ユニゾHDは今日、それに対応する特別委員会を開く模様だが、以前からブラックストーンのTOBに賛同しない意向を示している。一方、「最恐の投資家」と言われるエリオットが15日付けでユニゾに対する追加質問状を送付したが、ユニゾ側は10日に発表した1回目の回答で十分だとして、新たな回答を拒否した。ユニゾ株は今日255円高の4955円とブラックストーンのTOB価格5000円に急接近したが、このTOBが成功するかどうかは予断を許さないものがある。一部報道ではブラックストーンはユニゾ経営陣...
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米中貿易戦争は終わらない PART124

今日でオプションSQを無事通過し、日経平均は2万2000円の大台が視野に入ってきた。日経225先物は午後6時時点で2万1900円と現物の終値を100円以上上回って推移している。もちろん、これは明日まで開催される予定の閣僚級の米中貿易協議に進展があることを期待しての動きだ。NYダウも時間外取引で250ドルほど上げている。私が株価の先行きに関して強気になっているのは、中国株が足もとで大きく切り返してきたからだ。上海総合株価指数は一昨日に2891ポイントとほぼ1ヶ月ぶりの安値をつけたが、今日は一時2980ポイントまで反発し、3000ポイントの大台に肉薄してきた。私の個人的な見解だが、上海総合株価指数の3000ポイントのレベルは米中協議がうまく行っていることのシグナルと見ている。逆に、2900ポイント割れは米中協議が暗礁に乗り上げたシグナルで、直近では10月9日、それに8月ほぼ1ヶ月まるごと、そして5月もほぼ1ヶ月近く2900ポイントを割っていた。上海総合株価指数の推移から考えて、米中協議は一部報道の通り、農業分野と為替分野で部分合意に達する可能性が高いのではないだろうか。
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米中貿易戦争は終わらない PART123

きのうのNYダウは313ドル安の2万6164ドルと直近上昇分のほとんどを吐き出す下落となった。2万6000ドル近辺に強力な下値抵抗ラインがあるものの、明日から始まる閣僚級の米中貿易協議の結果次第では、8月につけた安値2万5339ドルが意識される相場展開になるかもしれない。ちなみに、この閣僚級の米中協議は何も合意できないで終わるとの見方が有力だ。ポイントは次回の協議日程を決められるかどうかにある。それができない場合は、米中協議は再び決裂となる。きのうのNYダウの急落はそれを織り込んだ下げと見ていい。米側は閣僚級協議のスタート直前に中国の監視カメラ大手のハイクビジョンとダーファ、それにAI大手のメグビーとセンスタイム・グループを禁輸リスト(エンティティ・リスト)に新たに掲載。さらに、米年金基金に対して中国株への投資を制限する規制を導入することを検討中と伝えられた。わざわざこのタイミングで中国が激怒する政策を発表するのだから、米側は合意する気がないのだろう。また、この閣僚級協議が終わった直後の今月15日に対中制裁関税が25%から30%に引き上げられるのも、米側にとっては予定通りのはずだ。中国...
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米中貿易戦争は終わらない PART122

先週末のNYダウが372ドル高と急伸したにも関わらず、今日の日経平均が34円安とマイナスで終わったのは納得できないものがある。先週末の時間外取引では日経225先物は150円ほど高い2万1500円台で終わっていた。しかし、今朝発表された景気動向指数(8月分の一致指数、速報値)が0.4ポイント低下して99.3となり、政府は景気の基調判断を4ヶ月ぶりに「悪化」としたことから、株価の先行きに警戒感が一気に広がったのが実情である。もちろん、今週末にオプションSQが控えているため、ヘッジファンドなどの売り方が売り攻勢に出ている面は否めない。景気動向指数が5段階のうちの最も下の「悪化」になったことも想定内で、政府はこれでようやく財政出動を伴った景気対策に打って出る名目ができたことになる。NYダウが先週末に300ドル以上も急伸したのは、米雇用統計が大幅に悪化したからだ。さらに、今週10日には閣僚級の米中貿易協議が控えているので、その結果を見たいという投資家心理もあり、今週は売買を手控える機関投資家が続出するだろう。今週はこの点で非常に株価が下振れしやすい週であり、無理をしないのがベターである。
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米中貿易戦争は終わらない PART121

1日の米ISM製造業景況感指数が10年ぶりの低水準に落ち込んだことに加え、きのうの非製造業指数も52.6と市場予想の55.0を大幅に割り込んだことで、昨夜は日経が先物で2万1040円まで下落した。しかし、今日の日経平均は結局68円高の2万1410円とNYダウ同様、反発して終わった。これは今日で3日連続の日銀のETF(上場投資信託)買いが大いに影響したと見られる。米国がエアバスへの補助金の報復としてEUに仕掛けた25%の制裁関税は、規模が小さい上に2年ほど前から予告されていたため、悪材料としては驚くべきほどのことではない。もちろん、これをきっかけに今後、欧米貿易戦争が激化する可能性はあるものの、EUは日本同様、自動車への制裁関税を極度に恐れているため、トランプ大統領が好むディールに応じると私は見ている。NYダウが2日間で一時1000ドル近く下げた本当の要因は、ウクライナ疑惑に関連したトランプ大統領に対する民主党の弾劾調査が正式にスタートしたことだろう。もちろん、トランプ大統領の弾劾裁判が上院で可決されることは有り得ないのだが、これによって民主党の大統領候補の筆頭であるバイデン副大統領の贈...
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米中貿易戦争は終わらない PART120

9月の米ISM製造業景況感指数が10年3ヶ月ぶりの低水準まで落ち込んだことで、きのうのNYダウが343ドル安と急落した。それにも関わらず、日経平均は106円安と小幅な下げで終わった。米国株離れが一段と進んできたように思えたが、時間外取引で日経平均は午後5時50分現在で200円ほど下がっている。きのう発表の日銀短観でも業況判断DIが6年ぶりの低水準まで悪化し、欧州でも主要企業の利益が3年ぶりの大幅な減少となる見通しが示されて、世界的な景気悪化が顕在化してきた。今日はドラクエウォークのコロプラが反発する一方で、ユニゾホールディングスが3日続落地なった。コロプラはきのう、信用規制が嫌気されて急落したことの反動が出た格好だ。ユニゾは今日、引け後にホワイトナイト(白馬の騎士)として登場したフォートレスがTOB(株式公開買付け)期間を17日まで再度延期すると発表した。TOB価格の引き上げを検討している可能性がある。
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米中貿易戦争は終わらない PART119

前回も触れたが、スマホゲーム「ドラクエウォーク」のコロプラは、18日の絆の会で推奨してからあっと言う間に2倍以上になってしまった(802円→1783円)。12日の配信からまだ3週間目に過ぎないのだが、まだ世間の認知度が低いことがポイントだろう。一方、以前から取り上げているユニゾホールディングスは、ホワイトナイト(白馬の騎士)として登場したソフトバンク系の不動産ファンド、フォートレスが提示したTOB(株式公開買付け)価格4000円を上回る買収提案(市場推定で5000円程度)をしたファンドがあるらしく、ユニゾ側はフォートレスの友好的TOBに対する賛同意見を先週末に撤回した。会社側が開示した資料によると、新たな買収提案をしたのは世界最大級の投資ファンド運営会社、ブラックロックと見られるが、これに対してもユニゾは従業員の雇用条件に問題があるとして賛同表明しないという。どこまでTOB価格を吊り上げさせるつもりなのかは不明だが、すでに最初に敵対的TOBを仕掛けたエイチ・アイ・エスは持ち株の大半(発行済みの4%)を売却し、29億円の特別利益を計上するという。今日は9月中間期末で、思惑的な売買というか...
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ブログの更新をお休みさせていただきます

お世話になっております本日は講演会のため、ブログの更新をお休みさせていただきますよろしくお願い致します
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米中貿易戦争は終わらない PART118

先週18日水曜日の私の株式講演会(絆の会)で推奨したコロプラが、2回のストップ高を交えてわずか1週間で60%以上も急騰した(講演会翌日の初値802円→今日の高値1330円)。スクエアエニックスと共同開発したスマホゲーム「ドラクエウォーク」が大ヒットし、配信開始後1週間で500万ダウンロードを達成したことが材料視されたようだ。「ドラクエウォーク」は12日の配信からまだ2週間目に過ぎず、世間の認知度は低い。「ポケモンGO」もマスコミが大騒ぎするまでには配信から1ヶ月近くかかっていて、材料の新鮮さはしばらく維持されるだろう。ベースになった「ドラゴンクエスト」は日本に限って言えば「ポケモン」よりもメジャーなゲームだから、プレイヤーの数も「ポケモンGO」並みに膨らむと私は見ている。一方、今日は米投資ファンドのエリオットがユニゾホールディングス株を再び買い増しし、昨日24日時点の保有比率は13.14%と先週の11.98%から一段と上昇した。ソフトバンク系の不動産ファンド・フォートレスが提示したTOB(株式公開買付け)価格4000円に対して、ユニゾの株価はほぼ一貫して4200円以上をキープしているか...