ヤマモト

『羅針儀』関連記事(会員限定)

環境関連株は死なず

先週から二次電池関連や原発関連株が調整色を強める反面、鉄道関連やスマートグリッド(賢い送電網)関連で新値を更新する銘柄が増えている。鉄道関連では東洋電機製造(6505)や京三製作所(6742)、スマートグリッドではフジクラ(5803)、ガイシ(5333)が直近で年初来高値を更新した。高値更新には至っていないものの、古河電工(5801)も直近で急騰していて、出来高上位に顔を出している。 古河電工やフジクラといえば、それなりに重量級の銘柄で、ちょっとやそっとの資金量で動く銘柄ではない。環境関連株は総崩れではなく、循環物色の段階に入っているのだ。こうなると相場は長続きする。値を崩した銘柄も、ある程度の調整期間を経て復活してくるだろう。 ただし、何度も言うようだが、取り立てて技術革新のないジーエス・ユアサだけは要注意だ。i‐MiEVで人気化した三菱自動車も時価総額から見て株価が高すぎる。三洋電機も私はまったく興味がないが(世界で優位に立てそうな技術が見当たらないから)、これはパナソニックの子会社になったことで倒産不安がなくなり、かつ、環境関連の中では比較的時価総額が大きいという理由で、機関投資...
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割高さには目をつむって、テーマ株、材料株に注目

先週末に大崩れした環境関連株が、今日は軒並み堅調に推移した。電気自動車のi‐MiEV向けにモーターとインバーターを供給する明電舎は、54円高の621円と年初来高値644円に迫って引けた。この明電舎という銘柄、ほかにも風力発電や水処理、スマートグリッド(賢い送電網)など環境関連の材料が盛りだくさんだ。基本的に住友グループであり、倒産不安もほとんどない。3月の安値から直近ですでに4倍近くに化けた。今期は黒字転換する見込みだが、予想一株益は2.2円、PERは約300倍ととんでもなく高い。トヨタやパナソニックに象徴されるように、今期も多くの大企業が赤字を予想している。黒字を予想する企業でも、利益水準は低いため、しばらくは株式市場でもPERやROEなど、利益面から見た割高さを無視した物色が続かざるを得ない。つまり、環境関連などのテーマ株や、ロシア関連などの材料株が当面、物色の柱となるだろう。バリュエーションにこだわっていると有望銘柄を見落としてしまう。
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二次電池株の急落について

今日、GSユアサを筆頭に、新神戸、古河電池など二次電池関連株が急落した。昨日まで急騰していただけに当然の調整ではあるのだが、それにしては下げ幅が大きい面がある。単純にチャートの形だけを見ると、ちょうど1年前に電池関連株が天井をつけたパターンにかなり似ている。とりわけ週足では、人気化した電池関連株すべてが非常に長い上ヒゲになっていて、一相場終わった印象を受けざるを得ない。急落の最大の原因はヘッジファンドの中間決算が今月末に迫っていることだと私は見ている。リーマン・ショック以降、多くのヘッジファンドが解約停止措置をとっていたが、3月に一部解除したファンドが数多くあり、中間決算にあたる今月は3月の数倍の規模で解約停止措置の解除があったようだ。しかし、今日は米国のメジャーSQ(トリプル・ウィッチング)にあたることもあり、ヘッジファンドの換金売りは今日でピークアウトすると見られる。直近の米国株の急落も、ヘッジファンドを中心とした売り方の仕掛けだった公算が大きいが、メジャーSQでポジションを解消するファンドが続出するはずだ。そういう点では、来週から株式相場や為替相場は、ヘッジファンドの圧力から相当...
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リチウムイオン電池関連株狂奏曲

今日6月17日深夜0:45から、NHKで「ワンダー×ワンダー アンデス 天空の鏡」という番組を再放送する。南米ボリビアのウユニ塩湖を取り上げるのだが、実はここは世界のリチウム資源の50%近くが眠る湖として知られる。リチウムイオン電池が自動車用二次電池としてデファクト・スタンダードになるかどうかは、このウユニ塩湖の資源開発にかかっているといって過言ではない。日本勢では三菱商事と住友商事がボリビア政府に食い込んでウユニ塩湖の資源開発を目指している。しかし、やはり自動車用二次電池はコストが普及のカギを握る。軽自動車のi MiEVのリチウムイオン電池が300万円近くもするとなると、リチウムの価格動向からして、それが普通自動車用で将来的に200万円以下にはなり得ないと思われる。つまり、リチウムイオン電池は高級電気自動車にしか積むことができないだろう。ただ、かつての株式市場における燃料電池車ブームやDVDの覇権戦争などの動きから見ると、リチウムイオン電池関連株は、もうあと1~2年ほどは活躍しそうである。
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ロシア関連の水産株に動き

前回、2日に一度は更新すると書いたが、基本的に月・水・金をブログの更新日としたい。今日の株式相場は久しぶりに100円近い下げになった。その中で不動産、建設株が大きく買われ、ほかに仕手系材料株が引き続き賑わっている。電機や自動車などの主力株が利食われ、日経平均にほとんど寄与しない低位株が買われる流れは今後も続くだろう。新たな動きとして、今日、マルハニチロ(1334)が急伸したことに注目しておきたい。前回、ロシア関連として住友金属を取り上げたが、マルハニチロや極洋(1301)、日本水産(1332)などの水産商社も北方領土返還となれば人気化するだろう。これまで物色の圏外にあっただけに、火がつけば意外高する公算が大きい。
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サハリン - ウラジオストクのパイプライン

来週から2日に1度はブログを更新することを決心したので、ご報告まで。実は、6月30日締め切りで「低炭素銘柄100(仮題)」という本を「環境バブルで日本が変わる」の続編として執筆している。このため、ブログを更新する時間がなかなか取れないでいる。しかし、いつまでも更新しないわけにはいかず、短くとも2日に1度は時間を割くようにスケジュールを抜本的に変更。基本的には銘柄情報を中心に、気が付いたことを書いていきたいと思う。今日のネタは、7月8日の日露首脳会談。イタリアで開かれるサミットに合わせて行なわれるのだが、北方領土問題を話し合うことで両国が合意しているのがポイント。私は3.5島返還の裏合意がすでになされていると見ているのだが、これが麻生首相の用意した選挙対策のウルトラCになるはず。ロシア側は、リーマン・ショック以降、外資が次々に撤退したため、政府主導で進めている油田開発やガス田開発の資金が極度に不足している。そこで是が非でも日本の資金と技術を導入したいはずだ。先月の日露首脳会談と合わせて、ロシア側は日本企業を集めてサハリンからウラジオストクまでパイプラインを引くプロジェクトのセミナーを開催...
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引き続き資源関連株が狙い目

日経平均株価は連日で高値を更新してきたが、来週12日のメジャーSQに向けて、一時的にせよ急落する場面を想定しておくのが無難だろう。もちろん、急落すれば、そこは願ってもない買い場になる。 これまでの経験則から、SQ週の水曜日、つまり6月10日がもっとも株価が下がりそうな危険日ということになるが、もし今の相場が本当に強いのなら、逆に売り方が踏み上げられる形で急伸する可能性もある。「SQ週の水曜日」という急落の特異日に株価が急騰するのは、相場の強さが本物かどうかを見る指標にもなる。 物色対象だが、為替が1ドル=97円台目前まで円安に振れてきたため、来週は調整十分な電機株や自動車株が買われるかもしれない。この2つのセクターが人気化すれば、日経平均の1万円台乗せはあっという間だろう。 ただ、輸出関連株はいつハシゴを外されるかわからないので、目先的には原油高の追い風を受ける資源関連株が引き続き狙い目と思われる。 ロシア関連の大本命である三井物産や丸紅、双日、伊藤忠、日石、そして天然ガス主力の石油資源開発などに注目している。
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選挙までに1万1000円

昨日のFP研究所の株式講演会は先月に続いて盛況だった。3月からの株価の急反発で、個人の投資意欲がかなり回復してきたことを実感した。 3月半ばから、「環境バブルがやってくる」と煽っている私自身が超強気だから、講演するのがまったく苦にならない。正直なところ、リーマン・ショック後から1月までは講演をするのは気が重かった。 先月のイチオシ銘柄は日本車輌と双日だったが、今回は丸紅。二番手で双日がいいと言ったが、今日さっそく丸紅が7.2%高(31円高)の462円、双日は6.6%(13円高)の203円で引けた。ほかの推奨銘柄は東邦亜鉛が8.5%高、新神戸が2.3%高、日立2.5%高、みずほFG3.5%高などである。 丸紅は4月中旬から、双日は5月上旬からの保ち合いを一気に放れてきたので、まだ上値はあるだろう。丸紅の売り目標はリーマン・ショック直前の600円前後だが、そこまではなかば真空状態。双日もリーマン・ショック直前の300円までは十分狙えると思う。ただ、あまり欲張らないで、こまめに利食う戦略も有効である。 昨日の段階ではまだ、GMの破産法申請は決まっていなかった。しかし、事前調整型の破産と政府の...