ヤマモト

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年末年始のブログ更新スケジュールにつきまして

お世話になっております年内のブログは25日を最終更新日とし、年初は1月6日からスタートさせていただきますよろしくお願い申し上げます
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改めて思い知らされる米利上げのインパクト PART4

先週末のブログでは「来週は今日の下げの巻き戻しがあると見ている。嵐が去った後の快晴に期待したい」と書いた。日経平均は今日の前引けから大引け間際にかけて、300円近く急反発したが、これはまさしく巻き戻しが始まった証拠と言える。以前書いたように、日経平均は今年6月24日に年初来高値をつけており、そこからちょうど半年後が23日の天皇誕生日だ。つまり、中国株バブルの崩壊前の、相場の地合いが強い時に信用買いした投資家は、明日でおおむね6カ月期日を迎えることになる。信用の高値期日売りが一巡することや、ヘッジファンドなどファンド勢の換金売りが先週末でほぼ一巡したことを考え合わせると、クリスマスイブの24日から日本株の需給関係は急激に改善してくるだろう。とはいえ、さすがに24日からだと大納会までは1週間しかなく、日経平均の年内の年初来高値トライという私の予想は、外れる可能性が相当高まったと言わざるを得ない。1週間で2000円以上も上昇するということはまず無理だからだ。それに関しては潔く負けを認めるとして、ここからの投資戦略だが、原油価格の底打ちがテクニカル的に確認されていない以上、やはり無理をするべき...
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改めて思い知らされる米利上げのインパクト PART3

私は前回水曜日のブログで次のように書いた。全文を繰り返すことになるが、かなり当たっているので貼り付けておく。「個人的には、今日のFOMCよりも、それを受けた金曜日の日銀決定会合の方が気になる。大方の市場関係者は追加緩和なしと予想しているものの、私はマイナス金利の導入か、付利をなくすかのどちらかのペナルティを日銀が課すと見ている。追加の国債の購入拡大はあり得ないと思うが、欧州中央銀行のように購入対象を地方債や社債まで拡大するという政策変更はあり得る。もちろん、その中には株式ETFも入る(この場合はETFの購入拡大)。さらに、日銀決定会合の直後の18日深夜は、NY市場で3カ月に1度のメジャーSQが控えているから、今日から明日にかけてより、金曜日の方が相場は大荒れになるのではないか」まず日銀決定会合についてだが、マイナス金利は導入しなかったものの、株式ETFの購入枠を3000億円追加すると同時に、REITの買い入れ限度を発行済み株数(口数)の5%以内から10%以内に引き上げた。ほかに民間銀行の貸出増加を支援するための貸出支援基金の受付を1年間延長するなど、複数の政策を追加した。私の予想通り、...
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改めて思い知らされる米利上げのインパクト PART2

今夜、FRBは9年ぶりの利上げに踏み切る見通しだが、まさにその前日の土壇場になってヘッジファンドの株の買い戻し(ドテン買い)が相次いだ。利上げは9割方、織り込み済みと見られていたものの、イベントドリブン型のヘッジファンドは、大イベントの当日や前日に一斉に動くことが多いため、今回のような相場のドタバタ劇が起きたものと推測される。日経平均は2週間で1450円下げたが、今日の484円高でその3分の1を取り戻した。しかし、日経225先物はナイトセッションで現物の終値1万9049円を130円も上回る1万9180円まで一時上昇した(午後5時半現在)。だが問題は、FRBの利上げ後に、原油と為替がどう動くかだろう。この点では、今日のFOMC(連邦公開市場委員会)後のイエレン議長の記者会見が注目される。今後、連続利上げに動くのか、緩やかな利上げにとどまるのかのヒントを口にすると見られているが、マーケットが再び混乱するような発言は控えるだろうから、サプライズがあったとしても、プラス方向の発言になると予想する。個人的には、今日のFOMCよりも、それを受けた金曜日の日銀決定会合の方が気になる。大方の市場関係者...
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改めて思い知らされる米利上げのインパクト

今週15、16日のFOMC(連邦公開市場委員会)でFRBは9年ぶりに利上げ踏み切る見通しだ。2年半前のバーナンキ・ショック以来、金融市場の足かせになってきた特大の悪材料がいよいよ実行されることになる。これを悪材料出尽くしとポジティブに捉えるか、世界的な過剰流動性相場の「終わりの始まり」とネガティブに見るかによって、市場関係者の相場観は大きく分かれている。先々週からの原油の急落や、ミニ世界同時株安は、米利上げをネガティブに見るシナリオに沿った動きと言えるだろう。米利上げによって金利のつかない商品相場は下落基調に拍車がかかり、株式の配当利回りも相対的に魅力が落ちるという考え方だ。今日の日本株の動きを見る限り、まったくもって先物だけで下げているという感じだった。先物の影響が極めて小さい中国株は前場中ごろから上昇に転じ、大引けでは上海総合株価指数が2.5%高の3520ポイントと1週間ぶりに3500ポイントの大台を回復した。日経平均が一時3%以上も急落したのとは対照的だ。同じく先物の影響が非常に小さい韓国、台湾、シンガポール、香港株は1%前後の下げにとどまったし、インド株も中国株同様、上昇した。...
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日経平均2万円の壁は予想外に厚い PART6

日経平均は4日ぶりにようやく反発した。もちろん、3カ月に1度のメジャーSQを通過したことが要因だが、来週は16日にFOMC(連邦公開市場委員会)で米国が利上げに踏み切る見通しであり、さらに週末金曜日には日銀政策決定会合、米メジャーSQと今年を締めくくるイベントが控えている。相場は株、為替、商品いずれも荒れ模様になることを覚悟する必要がある。私はここ2カ月ほど、「日銀の追加緩和はもうない」と言い続けてきた。日銀は追加緩和どころではなく、手のひら返しで来年後半から「出口を模索する」方向だと予想してきた。というのも、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)と3共済が今年10月に運用方針を統合し、株式の運用比率を50%(日本株+外国株)に引き上げると同時に、国債の運用比率を劇的に低下させるポートフォリオの見直しがほぼ終了したからだ。つまり、市場で日本国債を大量に売ることのできる機関投資家がいなくなったため、日銀が年間80兆円も国債を購入するのは事実上不可能になりつつあるのだ。ゆうちょとかんぽはまだ大量に国債を保有しているものの、すでに民間企業になったため、政府が国債を売れとは強制できない。こ...
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日経平均2万円の壁は予想外に厚い PART5

日経平均は2日で約400円下げたが、今日がメジャーSQ2日前の「急落の急所」であることを考えれば、深手にならずに済んだ印象だ。好調に推移していたリバウンド相場が転機を迎えたのは、先週3日の欧州中央銀行の追加緩和が市場の期待を大きく裏切ったことがきっかけだった。4日には米雇用統計が市場予想を上回ってNYダウが300ドルを超す大幅高となったものの、5日のOPEC(石油輸出国機構)総会で原油の減産が合意できず、WTI原油先物価格がきのう36ドル台まで急落して、市場のムードは大きく弱気に傾いたと言っていい。ただ、日経平均は今月1日の戻り高値2012円からすでに700円以上も調整しており、値幅的にはそろそろいい線まで下げた可能性がある。明日は日経225先物・オプションの最終売買日で、売り方が勢いに乗って、さらなる売り仕掛けをしてくるとも考えられるが、ドテン買いに転じるヘッジファンドなどもありそうで、波乱の展開になると見ている。今日は当欄でもお馴染みのオリコが一時30円高の263円まで急騰する場面があった。終値でも19円高の252円と東証値上がり率上位4位に入った。これはみずほ銀行がクレディセゾン...
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日経平均2万円の壁は予想外に厚い PART4

先週末のNYダウは、好調な雇用統計を受けて369ドル高の1万7847ドルと急伸した。これを受けて日経平均も先週末の急落分の半分近くを取り戻し、先週末に割り込んだ25日移動平均(1万8609円)も上回って引けた。25日線を割り込んだのは10月15日以来だったが、基本的に日経平均の上昇トレンドは崩れていない。ただし、先週書いたように今週末のメジャーSQまでは株価が上下に振れやすい状態は継続しそうだ。今日の日経平均も前場につけた高値からは110円以上も下げて引けている。日経平均は今年6月24日に年初来高値2万952円をつけており、今月23日の天皇誕生日前までは信用取引の高値期日を迎える銘柄が非常に多いと見られる。その後は中国株のバブル崩壊や8月下旬の世界同時株安などが続いて、信用買い残はほとんど積み上がっていないので、今後2週間余りは信用の期日売りと、期日向かいの買いが交錯する時間帯に入る。期日向かいの買いで上がっている銘柄は、基本的に好業績株に限られると言っていいだろう。一方、信用期日に向かって下値が切り下がっている銘柄は、個人投資家好みの材料株が非常に多い。業績を半ば無視して材料で上がっ...
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日経平均2万円の壁は予想外に厚い PART3

前回書いた私の予想は見事に外れた。完敗である。欧州中央銀行(ECB)は3日の理事会で追加緩和を決めたが、市場の期待にはほど遠いセコイ内容だったため、ユーロが一気に買い直される一方で、株価が急落してしまった。当然、「ユーロ売り・日本株買い」の新型アベ・トレードもポジション解消が殺到した。しかしながら、ECBの追加緩和策がセコイ内容になってしまったのは同情できなくもない。そもそも、ユーロ圏にはもはや大量に買うことができる格付けの高い国債がほとんどなく、ドイツの地方債まで購入範囲を広げざるを得なかったのは致し方ない。ただ、銀行がECBに資金を預ける際のマイナス金利を0.1%しか拡大しなかった(マイナス0.2%→0.3%)のは納得できない。もっとも、今回のユーロ高・株安は、ECB理事会を狙ったイベントドリブン型のヘッジファンドが意図的に仕掛けた可能性も否定できない。ユーロ売りのポジションが高水準に積み上がっていたし、パリ同時多発テロでも「ユーロ売り・日本株買い」の新型アベ・トレードはほとんど解消されずに、逆に積み上がっていたから、追加緩和が十分に大規模なものでも、新型アベ・トレードのポジション...
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日経平均2万円の壁は予想外に厚い PART2

日経平均はきのう、大引けの最後の取引で2万円の大台を回復したものの、今日は寄付きから2万円を割り込んで始まった。今日もほんの瞬間2万円の大台に乗せたものの、結局大引けでは74円安の1万9938円と安値引けに近い感じになった。いわゆる「引け味が良くない」パターンである。しかしながら、私は日本時間で明日夜のECB(欧州中央銀行)理事会で、ドラギ総裁の予告通り追加の量的緩和が行なわれれば、「ユーロ売り・日本株買い」の新型アベ・トレードが加速し、そこで初めて日経平均は2万円の大台が定着すると予想している。3年前にアベノミクス相場がスタートした当初は、「円売り・日本株買い」の裁定取引がヘッジファンドを中心に盛んに行なわれた。これは「アベ・トレード」と名付けられ、翌年5月の「バーナンキ・ショック」直前まで必勝の投資戦略として世界的に大ブームになった。「アベ・トレード」が短期間での大幅な円安と日本株高を牽引したのは疑う余地がない。ユーロが昨年12月に対円でリーマン・ショック後の高値149円台をつけてから、今年4月に126円台まで急落する過程で、日経平均は1万7000円台から2万円の大台乗せを果たして...