ヤマモト

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新局面に突入した株式相場 PART2

ドル円相場が100円出没といった円高水準が続いているにも関わらず、やはり日銀のETF購入期待で日経平均は1万6000円台をキープできている。ただ、きのう日経平均が前場で一時200円近く下げたにも関わらず、日銀のETF買いがなかったことから、日経平均が1万6000円台半ばで推移している間は、日銀の危機意識も強まらないようで、そう頻繁にETFの買い出動はないと見るべきかもしれない。1ドル=100円割れの円高が定着しそうな中で、意外なことに株式市場では輸出関連株を見直す動きが活発化してきている。それに伴って、個人投資家に人気のあるバイオ関連株などのマザーズ銘柄から少しずつだが資金が流出し始めている。もっとも、今年2月下旬から、これと全く逆の動きが加速した経緯がある。円高が進んでトヨタやキヤノンといった輸出関連株が業績悪化懸念から急落する一方で、成長期待の高いマザーズ銘柄の中から大化け株が続出した。人気や流行の変遷は世の常だが、マザーズ銘柄から輸出関連株に資金シフトが起こった最大の原因は、先月29日に決まった日銀の追加緩和で、株式ETF(上場投信)の購入枠が2倍に引き上げられたことにある。日銀...
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新局面に突入した株式相場

引っ越し先の事務所のエアコンが先週2台とも壊れ、同じビルの空き部屋に今週いっぱいまで居候することになった。このため、電話はつながらないし、ネットのプロバイダーが違うのでメールは受け取れても送信ができないといったトラブルが続出。ラジオの電話出演や原稿の送信のたびにパソコンを持ち歩いて両事務所を移動する有様である。まったくお盆休みどころではなかった。前回も警告したが、きのうドル円相場が一時100円の大台を割り込んで90円台に突入した。一気に99円50銭まで円高が進んだものの、NY時間に入ると、イエレンFRB議長の側近であるダドリーNY連銀総裁が「利上げが適切となる時期が近づいてきた」と発言。アトランタ連銀のロックハート総裁も「年何2度の利上げが可能」と続けざまに早期利上げを示唆する発言が飛び出し、ドル円相場は今日一気に101円台に戻した。一時的とはいえ、きのうの大引け後にドル円相場が99円台に突入したわけだから、日経平均も時間外取引で1万6000円前後まで急落しても不思議ではなかった。実際、今年、ドル円相場が100円割れした局面(イギリスのEU離脱が決まった6月24日と7月8日)には、日経...
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予想を大きく上回る米雇用統計で世界的に踏み上げ相場に PART2

今月4日まで2週間余り続いた世界同時株安は、5日発表の米雇用統計が市場予想を大きく上回ったことで、一転して世界的な踏み上げ相場の様相を呈している。当欄では先週初めに、ヘッジファンドによるお盆休みの売り仕掛けに注意を促したばかりだが、それも杞憂に終わった。ただ、気になるのは円高である。週明け15日で決算発表シーズンは一応終了するが、業績予想に円高が織り込まれたとはいえ、輸出企業や観光関連産業の利益率悪化は実体経済を直撃している。それをカバーするための大型経済対策の予算審議は秋の臨時国会を待たねばならず、実行までには半年近いタイムラグがある。先月の日銀の追加緩和で株式ETFの購入枠が約2倍に引き上げられたため、日経平均はその思惑で順調に戻ったものの、ドル円相場が102円前後にとどまった状態では、いつまた100円大台割れとなるかわかったものではない。ドル円相場が90円台に突入すれば、いくら日銀のETF買いが1日辺り336億円から707億円となったといっても(追加緩和直後は347億円の購入を2回実施)、現状の株価水準を維持するのは相当難しいと言わざるを得ない。日経平均株価は鬼門ともいえる1万7...
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本日 ブログの更新をお休みさせていただきます

お世話になっておりますお盆休みの休暇に伴い、本日10日(水)と15日(月)のブログの更新をお休みさせていただきますよろしくお願い申し上げます
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予想を大きく上回る米雇用統計で世界的に踏み上げ相場に

先週5日に発表された米雇用統計が市場予想を大きく上回ったために、ほぼ1カ月前と同様に踏み上げ相場の様相となってきた。イギリスのEU離脱を引き金に、6月24日から世界同時株安、ドル安、ポンド安などが一気に進み、典型的なリスクオフ相場となった。その世界的な相場の急落が底入れして反発に転じたきっかけは、前回7月5日発表の米雇用統計が大幅に上振れたことだった。いまのところ、今月は先月ほど強烈な踏み上げにはなっていない。日経平均はブレグジット直後に一時1万4864円と2月につけた年初来安値を1円だけ更新したものの、雇用統計発表後に1万6938円と安値から2000円以上も反発した。今回は先月下旬から世界的にリスクオフ相場となったが、日経平均で言えば、ほぼ25日移動平均線のところまでしか下げておらず(終値ベース)、25日線を割ったのは8月3日の1日だけだった。TOPIXは3日から5日まで3日間25日線を割り込んだが、今日はそれを上回ってきている。なぜTOPIXのことを書いたかと言えば、今日セクター別で最も上昇率の高いのが、TOPIXへの影響度が大きい金融セクターだったからだ。業種別騰落率で銀行は4....
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お盆休みに向けた売り仕掛けが活発化 PART2

きのうの反発に加え、今日も株価は底堅く推移したため、株式市場には急落時特有の緊張感が欠けている感じだが、まだとても油断できる状況にはない。というのも、ドル円相場が今日も一時100円台に突入したからで、いつまた100円割れを目標とするヘッジファンドの「円買い・株売り」が始まるか、わかったものではない。ヘッジファンドがここぞとばかりに仕掛けるのは、市場参加者が少なくなるタイミングである。年末年始や夏休みシーズンはまさに危険ゾーンで、これまでもお盆休みには何度も強烈な円高・株安になってきた経緯がある。今年はすでにオリンピックも始まっていることから、来週はいつもにも増して市場参加者が薄くなる。そういう点では、きのう今日と下げ相場が一服したからと言って、安心するのは早計である。お盆休みに向けた個人や機関投資家のポジション調整、換金売りは今日でひと山越えたが、来週前半も継続すると見るべきだろう。
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お盆休みに向けた売り仕掛けが活発化

原油が40ドル割れするところまで急落する一方で、まだ小規模ながら世界同時株安の様相となっている。いわゆる典型的なリスクオフ相場に突入したと言うべきだろう。こうなると、株も為替も底打ちを確認するまで新規買いは控えた方がいいし、生き残りモードに徹して無理をしないことである。きのうと今日で日経平均が500円以上急落したが、来週11日の休日「山の日」に向けて、半年前の悲劇が繰り返される可能性が高まってきた。ちょうど半年前の2月11日(建国記念日)もオプションSQ2日前にも関わらず休日で国内勢は売買を手控えざるを得なかった。この日に急激な円高が進み、1ドル=117円程度だったドル円相場は2日で一気に110円台に突入、日経平均も翌12日に1万4865円と4日で2000円以上もの急落となる安値まで売られた。歴史は繰り返すで、ヘッジファンドは8月11日に向けて日経平均を1万5000円割れまで売り崩す戦略なのかもしれない。
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アベノミクスの変質を評価する相場に PART2

事務所が入っていたビルが地上げに遭い、先週の土曜日に無事引越が完了した。ちょうど20年八丁堀にいたことになる。寂しい思いもあるが、やはり証券街のある茅場町や兜町には知り合いも多いし、茅場町の駅の真上にある証券会館で毎月行っている株式講演会(モーニングスター主催)にも歩いていけなくなるのは不便である。株式市場の方は決算発表シーズン特有の値動きになってきた。好業績を発表しても、市場の期待に届かなければ株価が急落したり、減益幅が予想よりも拡大したらストップ安近くまで売られることもままある。自民党で電線地中化の旗振り役だった小池百合子都知事の誕生により、電線地中化関連株の人気が再燃するかとも思ったのだが、それも今日の寄り後くらいで一巡した。電線や水道管などをまとめて収納する共同溝などを作っているコンクリ二次製品メーカーは軒並み反落した。ゼニス羽田や那須電機など、急騰していた銘柄ほど下げ幅も大きくなった。先週末反発して終わった任天堂に関して一言。正直なところ、筆頭株主で米投資ファンドのキャピタル・リサーチの売りがこれほど多く出るとは私も予想できなかった。キャピタル・リサーチが最初に大量保有報告書...
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アベノミクスの変質を評価する相場に

今日の昼過ぎに、2つのニュースが市場を駆け巡った。1つはウォールストリート・ジャーナル電子版が報じた「政府が50年債発行を検討」とのニュースで、これは黒田日銀総裁が否定したヘリコプターマネーの「改良版」を匂わせるものだった。もう1つは、20兆円超といわれてきた景気対策の規模が27兆円になるというもので、安倍総理が今日、自ら表明するとの注釈付きだった。実際は28兆円と1兆円増えていたが、それでも円安株高をもたらすには十分な材料だった。50年最に関しては、財務省が即座に「検討の事実はない」と否定したものの、すでに40年債まで発行している以上、償還期間があと10年延びても大した問題にはならないだろう。日銀金融政策決定会合を2日後に控えたタイミングで、しかも安倍総理が景気対策の中身を自ら発表する直前の情報リークであるだけに、根も葉もないということは考えられない。事前に用意周到に準備されていたはずである。この2つのニュースでドル円相場は一気に2円も円安に傾いたが、財務省の50年債否定で1円ほど円高に戻ってきている。今夜のFOMC(連邦公開市場委員会)で米利上げに関する何らかの材料が出る可能性もあ...
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相場の潮目が劇的に変化 PART5

今週末29日の日銀会合を控えて、市場参加者の強弱感が分かれてきた。追加緩和の有無に関しては、7〜8割の市場関係者が何らかの緩和策が有ると予想している。しかし、いまの株価は追加緩和を相当程度織り込んでおり、材料出尽くしになるとの見方も根強いようである。一方、個別銘柄では反発相場のリード役となった任天堂が急反落し、ストップ安で終わった。会社サイドが「ポケモンGO」の業績寄与は限定的で、近く発売予定の腕時計型端末「ポケモンGO PLUS」も今期の業績予想に織り込み済みと発表したことから、失望売りや見切り売りが急増した。業績寄与が限定的であることは、一部のアナリストがすでに指摘していたことであり、大相場の途中にこうした悪材料が出るのはいつものことである。任天堂の大相場のポイントは、自社開発の超人気ゲームをAR(拡張現実)やVR(仮想現実)を駆使した最先端の位置情報スマホゲームに仕立て直した点にある。「ポケモンGO」の成功により、今後は「スーパーマリオ」や「どうぶつの森」なども同様の手法で再活用の道が開けた。もちろん、アプリ配信だけでなく、グッズやアニメのDVD、「ポケモンGO PLUS」のよう...