ヤマモト

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日経平均が26年ぶりの高値に PART1

日経平均の上昇が止まらない。きのう390円も急騰しただけに、さすがに今日は反落したが、たったの23円である。一時170円超下げて、大引けはほぼ高値圏で終わった。北朝鮮の弾道ミサイル発射や水爆実験で下げた9月の安値が1万9239円。そこからたった2ヶ月で約3700円、2割弱も急騰したのだから、やはり大相場というにふさわしい上げっぷりだ。現在の相場はタイミングや上げ方などが、5年前のアベノミクス相場のスタート時によく似ている。5年前は野田首相の解散宣言直後の日経平均が8703円で、その2ヵ月後の1月15日の終値が1万879円だった。上げ幅は2176円、上昇率は25%である。また5年前も相場のスタート直後は上昇相場に自信が持てずに、やはり上昇相場に乗り遅れた投資家が大半だった。全員参加型の相場になったのは翌年の3月頃、量的緩和に積極的だった黒田元財務官が日銀の新総裁に内定した頃である。バスに乗り遅れた投資家が大方参入してくるまで、おおよそ5ヶ月近くかかったのである。しかし、その後、5月下旬のバーナンキ・ショックで上昇第一波は終了する。そのときの高値が1万5942円。つまり、日経平均は約7ヶ月...
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日経平均が21年ぶりの高値に PART10

今日はトランプ発言に振り回された1日だった。前場は日経平均が一時100円を上回る上げ幅となったが、昼過ぎにトランプ大統領が日米の財界人との会合で「対日貿易は公平ではない」と不満を示したと伝えられ、1時過ぎに104円安まで急落した。結局、9円高まで戻して引けたが、その後の日米首脳会談で日米自由貿易協定(FTA)に関する発言がトランプ大統領からなかっと伝えられ、夕場の先物取引で日経平均はさらに50円ほど上げている。今日でトランプ訪日の材料はほぼ織り込んだから、11月中旬までによくアノマリー(理論では説明できない規則性)として起こる急激な円高・ドル安のリスクは急減したと見ていいだろう。となれば、あとは来週15日までの決算発表シーズンを順調にこなせば、日経平均はさらに上値追いになると予想する。個別銘柄では引き続き好業績株の一本釣りという物色の流れだろう。リチウムイオン電池などのテーマ株は、当面は業績次第で株価が上下すると見ている。そもそも、今は主力株主導の相場が続いているため、日経平均が上値追いしている間は、どうしても主力株に資金が向かい、テーマ株は物色の圏外になりやすい。
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日経平均が21年ぶりの高値に PART9

前回、今回の大相場は5年前のアベノミクス相場のスタート時と似通ってきたと書いたが、今日の急騰はまさしくアベノミクス相場の再来というにふさわしい上げ方だった。昨日がハロウィンで、最近の流行りの格言通り「5月に売って、ハロウィンで戻って来い」がズバリ当たった感じである。決算発表の本格化で好業績株の循環物色が続いているが、リチウムイオン電池などEV関連株も底打ちから反発局面に入った銘柄が増えている。フラッシュメモリーなど半導体に使われるICリードフレームが売上の半分以上を占め、半導体関連株でもある三井ハイテック、それに同じく半導体関連が主力の関東電化工業、ステラケミファは着実に下値を切り上げている。それでも現在はソニーなど好業績の主力株に物色の中心が移っているため、リチウムイオン電池関連などのテーマ株の物色が再び本格化するのは今月半ば辺りからだろう。それまでは有力テーマ株の押し目を狙う戦略か、主力株の順張りがベターな投資戦略だと思われる。
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日経平均が21年ぶりの高値に PART8

決算発表が本格化する中、今日は意外な出来事があった。日銀が1ヶ月ぶりにETFを約720億円買い入れたのだ。今日は前引け間際に日経平均が87円安まで下がり、TOPIXも9ポイントほど下落した。通常なら、日銀がETFの買い出動を見送るレベルの下げだから、むしろ無理に強行買いしたという感じである。これを見たヘッジファンドなどの売り方はどう思っただろうか。余裕がない投機家なら、心がくじける材料といっていいだろう。今月に入って日経平均は1日しか下げていないわけで、そんな中でも公的資金の買い出動をするというのだから、売り方にとってはまさしく悪夢である。明日の金融政策決定会合は、現状維持が濃厚だが、その前に日銀が実力行使に及んだということは、やはり消費税増税に向けて、デフレ脱却を実現するという意思表示だと見て良さそうである。こうなると、もはやバスに乗り遅れた投資家は、押し目を待っている場合ではないかもしれない。「押し目待ちに押し目なし」という状況は、大相場の途中では日常茶飯事なのである。今回の大相場は5年前のアベノミクス相場スタート時と似た雰囲気になってきたと個人的には思っている。
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日経平均が21年ぶりの高値に PART7

日経平均は今日、ついに2万2000円の大台に到達した。終値は268円高の2万2008円。今月12日に日経平均が21年ぶりの高値をつけて以降、さまざまなメディアで年内の日経平均の高値予想を専門家が出していたが、かなり多くの人が年内の高値を2万2000円と予想していた。つまり、今日で大半の人が予想を外したことになる。もちろん、来週から株価が下落トレンドに転換すれば、話は別である。当面の株価の目標値として、今週時点では、96年6月の高値2万2666円(ザラ場ベースでは2万2750円)と見ていた専門家が多かった。前述したように、先週の段階では年内2万2000円という声が多かったから、どれだけ専門家の間に弱気が蔓延しているかがうかがい知れる。ちなみに、96年の高値2万2750円を抜くと、次の高値は91年のバブル崩壊直後まで遡ることになり、実質3万円前後まで大きなフシはない。とはいえ、決して青天井ということではない。すでにこの議論を聞かなくなって十数年が経つが、日経平均はITバブル崩壊前夜に採用銘柄の大幅入れ替えが行なわれ、日経平均という株価指数は性格がガラリと変わり、従来のものとはほとんど別物に...
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日経平均が21年ぶりの高値に PART6

日経平均の連騰記録はついに16日で途絶えた。終値は97円安の2万1707円だった。午後1時台は30~50円高で推移していた日経平均は、2時過ぎから一気に150円安まで急落。前場の高値(2万1921円)からは270円安まであった。午後2時過ぎといえば、いわゆるロンドンタイムのスタート直前で、欧州勢が入ってくる時間帯である(日本時間の7~8時間遅れ)。これまでの連騰記録は、この欧州勢の参入してくる時間帯から上げ幅が大きくなってきたが、今日は完全に裏目に出た。おそらく、CTA(商品投資顧問)系のヘッジファンドが売り仕掛けに出たものと推測するが、午後4時半から始まった日経225先物(夕場)の寄り付きは2万1780円と現物の終値よりも70円強高いレベルである。さすがに10月に入って負けなしの16連騰だっただけに、そろそろ調整が必要な頃合いなのは言うまでもない。逆に、もう少し大きな値幅で下がらないと、押し目買いに踏み切れない投資家も多いはずだ。大相場での下げは、上げるために必要な下げでもある。ただ、今回は明らかな売り仕掛けであるが故に、何らかの国際的な悪材料が控えている可能性もある(明日はECB理...
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日経平均が21年ぶりの高値に PART5

今日ほど大引けの瞬間が待ち遠しかった日は過去に記憶がない。大引け1分前の日経平均は1桁の上昇にとどまり、それが20秒前くらいから10円台の上昇となったものの、結局9円高とプラスを保って引けてくれた。これで日経平均は14日続伸となり、歴代最高である57年前の14連騰に並んだ。寄り後は85円安まで下落したため、今日はさすがにダメかなとも思ったが、やはり、欧州の投資家が参戦する2時過ぎから相場が引き締まった。週末でただでさえ手仕舞い売りが増加するのに加え、明後日の衆院選という一大イベントを控えて、今日はいったん売っておこうと考えた投資家が相当多かったはずである。その急増したはずの手仕舞い売りをほとんどすべて吸収してプラスで引けたのだから、やはり今の相場は尋常な強さではない。もちろん、日経平均が下がれば2倍値下がりするETF「日経ダブルインバース」の残高が過去最高になるなど、売り方を締め上げる「踏み上げ相場」の要素も多分にはあるが、ヘッジファンドなどは空売りの買戻しを大方済ませているだろうから、やはりドテン買いに回った海外勢が相当多いのだろう。週明けの株式市場は衆院選の結果が反映されるのはもち...
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日経平均が21年ぶりの高値に PART4

日経平均は今日で12日続伸となり、続伸記録で歴代3位タイとなった。2年前の12連騰は10月2日から18日までと時期もまったく同じで、ブラックマンデー記念日の19日の前日で終わった点が何とも気になる。もちろん、それは明日が19日であり、ブラックマンデー30周年記念日だからだ。明日が13連騰となれば、バブル時代以来、約30年ぶりの快挙となる。さらに、明後日金曜日まで上昇すれば、57年前の歴代1位タイとなる。さらに、衆院選後の23日も上昇すれば、新記録樹立である。記録はどうあれ、今の株高を主導しているのが外国人投資家だということを、よく理解しておく必要がある。今日もそうだが、欧州系の投資家が入ってくる午後の時間帯から上昇の勢いが増したことに注意が必要だ。今日は2時過ぎにマイナスだった日経平均が、あっという間に80円ほど切り替えして、一時前日比76円高の2万1402円まで上昇し、その後、伸び悩んで26円高の2万1363円で引けた。昨日も日経平均は寄り後すぐに140円高の2万1390円まで上げたものの、11時にはマイナス圏に沈み、そこから大引けでは100円以上戻して引けている。日経平均が連騰記録...
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日経平均が21年ぶりの高値に PART3

まだ大引けまで30分以上あるが、日経平均は今日、10日続伸となった。やはり、2万1000円の壁を超えてからの勢いが激しくなっているが、これは当ブログで再三指摘している通り、ショートカバー(空売りの買い戻し)やヘッジファンドなどのドテン買い(売りに回っていた投資家が一転、買いに回ること)が要因である。これらは単純に投機筋が主導しているのではなく、日経平均連動の仕組み債や機関投資家のヘッジ外しなどがむしろ中心だと思われる。ここ数年の株価の低迷で日本株はせいぜい2万円から2万1000円までしか上がらないと見ていた投資家が非常に多い。そのため、この近辺でヘッジ売りや空売りのポジションが相当積み上がっており、その買い戻しやドテン買いが大挙して発生していると見られるのである。それは想定外の買い圧力となって、日経平均を2万2000円前後まで持ち上げてしまう可能性がある。しかも、それはかなりの短期間に現われると予想される。これは一方で、ヘッジファンドや海外年金などを含めた機関投資家全体の日本株に対する投資戦略が根底から変わりつつあることも示している。すでに米国株は1年弱前からゴルディロックス(適温)相...
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日経平均が21年ぶりの高値に PART2

日経平均は今日で9連騰となった。前回、当欄で予想した通り、なかなか超えられなかった2万1000円の壁もすんなり突破した形である。今日午前9時台の日経平均はマイナス圏に沈みがちだったが、10時半過ぎに突然先物に大量の買いが入って2万1000円を突破した。午後からは外国人と見られる先物買いが一段と増えて、日経平均は200円高前後で推移した。これは「売り仕掛け」ならぬ、明らかな「買い仕掛け」である。実は来週月曜日版の株式新聞のコラムで、まだ日経平均が2万1000円に到達していないのに、今日中には突破するだろうと予想して記事を書き、今朝送っていたのだが、10時頃までは「訂正しなければマズイな」と気を揉んでいた(校正の締め切りは午後2時くらいまで)。午後に入ってからは、日経平均が200円高前後で推移していたので、今度は逆に相場の過熱が心配になってきた。移動平均との乖離率やボリンジャー・バンドなど、いくつかのテクニカル分析では相当な危険ゾーンに入っている。ただ、前回も書いたように、今は売り方の買い戻しやドテン買いが相場急上昇の原動力なので、短期的な相場の指標が加熱するのはむしろ当然なのである。一方...