ヤマモト

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イタリア危機大幅後退で世界的にリスクオンだが・・・

前回も書いたが、イタリア危機はギリシャ危機と同様、ポピュリズム政党が政権を奪ったところで、実務を担えばユーロ離脱やEU離脱が現実的でないことは明白だった。これは南欧危機でひとくくりにされるスペイン危機も同じだ。イギリスはユーロに加盟していなかったからこそ、EU離脱が可能だったわけで、ユーロ加盟国で、かつ重債務国は、ユーロ圏という枠組みこそが生命維持装置なのである。今日の東京市場は日経平均こそ304円高と大幅高したものの、任天堂やマネックスなど信用買い残が非常に多い銘柄が急落するなど、後味がすっきりしない相場だった。任天堂は信用買い残がソフトバンクの2倍以上と仮儒が突出して多い銘柄である。任天堂は今日、2730円安の4万470円と安値引けした。しかも、売買代金は1653億円と、東証第2位の日経レバレッジETFの823億円の約2倍にも膨らみ、先月28日につけた年初来安値を1000円以上も更新して引けている。市況解説では「海外勢からまとまった売りが出た」と伝えられたが、おそらくヘッジファンドなどの売り仕掛けだろう。マネックスも直近で信用買い残が571万株増の3944万株と、これまたシコリの多...
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イタリア危機で世界的にリスクオフの嵐

イタリアのユーロ離脱懸念から、再び世界的にリスク資産を売って安全資産に逃避する動きが加速している。きっかけは、イタリアのポピュリズム政党「5つ星運動」と極右政党「同盟」が連立政権の樹立を目指して閣僚名簿をマッタレッラ大統領に提出したところ、今月27日にそれが不承認となり、両党が再選挙を要求したことに始まる。これにより、イタリア国債が急落して、利回りが急上昇。ギリシャ危機の連想から、世界的に株を売る流れが加速した。通貨ユーロも急落して、安全通貨とされる円やスイスフランが急騰した。実際にはヘッジファンドなどの投機筋が「円買い・株売り」を加速させ、それを察知した機関投資家が幅広く株式のヘッジ売りに動いたというのが、この2日間の株価急落の実態だろう。欧州債務危機が再燃すると見る向きも多いようだが、そのリスクは非常に小さい。というのも、現在は欧州中央銀行の量的緩和政策・国債買いプログラムがあるため、国債の価格急落が行き過ぎれば、すぐさま買い出動できる仕組みができている。欧州中央銀行は量的緩和政策を終了し、出口に向かうとされていたが、危機的状況になれば、量的緩和策を継続または拡大できる。イタリア危...
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3年ぶりのCGコードの改定と朝鮮戦争終結の思惑 PART15

米朝首脳会談はトランプ大統領が一時中止すると表明したものの、それを前言撤回することなく、12日に行なう方向で調整が進められている。ただ、今日の日経平均はそれを好感することなく、ほぼ先週末比変わらずのレベルで推移した。これは輸入車に25%課税するかもしれないと表明したトランプ政権の保護主義政策を、市場がかなり深刻と受け止めていることの裏返しとも言える。日本株はトランプ大統領という蛇に睨まれた蛙のような立場にあるから、投資家が様子見を決め込むのはむしろ当然である。来月8日のメジャーSQまでは、買い方も売り方も下手に動けないのが実情だろう。そして、やるかやらないかは未だに不明だが、12日の米朝首脳会談を通過すれば、内外の投資家はトランプ・リスクという呪縛がひとまず解けるので、そこからまたトレンドが生まれるに違いない。6月半ばともなれば、1月までの高値を買った信用買い残も8割方ほぐれてくるはずなので、中小型株やテーマ株はアク抜け感が強まると思われる。しかも、6月下旬は株主総会が集中するため、上場企業の株価意識も高まってくるので、市場参加者は総じて「買い賛成」になってくるのではと見ている。
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お世話になります本日夕方からの講演会に間に合わなくなりそうですのでブログのUPをお休みさせていただきますよろしくお願い致します。
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3年ぶりのCGコードの改定と朝鮮戦争終結の思惑 PART14

トランプ大統領が6月12日に予定されている米朝首脳会談を延期するかもしれないと発言したことで、日経平均は一時310円安(終値は270円安の2万2689円)と3月28日以来の下げ幅となった。トランプ発言を受けて、きのうのNYダウも一時200ドル安と急落している。日経平均はほぼ2ヶ月近く、大きな押し目を作らずに反発を続けていたため、買いのポジションが積み上がっていた面がある。今日は日経平均採用のファーストリテイリングなどの値嵩株が軒並み急落したので、裁定解消売りがかなりの規模で出たのは間違いない。中国大手通信機器メーカーZTEの制裁緩和を大筋合意するなど米中貿易摩擦が大きく改善していたところに、それに急ブレーキをかけるトランプ発言が出たことは、北朝鮮の非核化を巡る駆け引きが水面下で激化していることの証拠と言っていいだろう。米朝首脳会談が延期または決裂した場合、日経平均は1000円前後下がっても不思議はないと私は言い続けてきた。ただ、今回のトランプ発言は、段階的な非核化で譲らない北朝鮮・中国に対する牽制球の意味合いが濃い。米国側も北朝鮮がCVID(完全で検証可能かつ不可逆的な非核化)を受け入...
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3年ぶりのCGコードの改定と朝鮮戦争終結の思惑 PART13

先週末にかけて行なわれた二度目の米中貿易協議で、当面は両国が追加関税の発動を見合わせることが決まった。米中貿易戦争の激化が回避されたことで、株式相場は大きくプラスに反応した。NYダウは時間外取引で200ドル以上の上昇を維持した。これが好感され、日経平均は2万3000円の大台乗せを大引けでも達成した。日経平均の2万3000円の大台は、なかなか達成するのが難しいと私は予想してきたが、今回、比較的あっさり達成された背景には、米朝首脳会談に向けた水面下の交渉で、大きな進展があったからだと予想される。もちろん、表面的には前述したように、米中貿易戦争の激化回避が株高の要因ではある。しかし、11月の中間選挙を控えて、トランプ大統領は米中貿易戦争の火消しに入るのは時間の問題であるため、この貿易戦争に関してはトランプ大統領が大好きな「プロレス」だという認識が必要だ。反面、朝鮮半島問題は本当の駆け引きなので、その成果は米国、中国、日本、韓国の株価を見るのが一番正確に交渉状況を推測できると思われる。米朝首脳会談が予定通りに開催され、北朝鮮の非核化で何らかの合意ができれば、日経平均は1月の高値2万4129円に...
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3年ぶりのCGコードの改定と朝鮮戦争終結の思惑 PART12

今日は円安が進んで一時、1ドル=110円ちょうどをつけた。円安の追い風もあって日経平均は91円高の2万2930円とVIX(恐怖指数)ショック以来の高値をつけた。しかし、以前も書いたように、日経平均2万3000円の壁は相当厚く、簡単に越えられるようなものでもない。ただ、米10年債利回りが7年ぶりに3.1%台に乗せるなど不穏な動きもある。6月12日に予定される米朝首脳会談がうまく行く保証もないから、あまり楽観的になるのもどうかと思う。基本的には強気でよいと思うが、注意して進む慎重さも必要だ。特に、信用買い残の多い銘柄は、ちょっとした悪材料で株価が大きく下振れることもあることに注意したい。決算発表シーズンが終わって、私はテーマ株物色が本格化すると予想しているが、今日までのところ特定のセクターに人気が集中するという現象は見られない。決算発表で好材料が出た銘柄や、売られすぎた銘柄が買い直されるという物色が中心になっている。1ドル=111円をつけたこともあって、自動車や海運、資源株が今日は買われた印象もあるが、ほんのわずかな上昇にとどまっている。今夜は米国市場がオプションSQのため、為替を含めて相...
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3年ぶりのCGコードの改定と朝鮮戦争終結の思惑 PART11

今日予定されていた南北閣僚級会談を北朝鮮側が一方的に中止すると表明した。11日から行なわれている米韓合同の空軍による共同訓練「マックス・サンダー」が、関係修復ムードに水を差す「無礼な挑発だ」というのが理由。朝鮮中央通信は米国との首脳会談についても中止するかもしれないと伝えている。この突然のニュースで、東京株式市場は様子見気分が一気に広がり、前日に1ドル=110円を越えた円安も好材料視されなかった。もっとも、今朝発表になった1-3月期のGDPが2年ぶりにマイナスになったことや(年率換算で0.6%)、きのうのNYダウが193ドル安とほぼ2週間ぶりに大幅安になったことを考えると、今日の日経平均が100円安で済んだのは、むしろ堅調な動きと言っていいだろう。三重苦とも言える悪材料が噴出したにも関わらず日本株が堅調だったのは、やはり高水準の空売りの買戻しがベースにあるからだと考えられる。正直なところ、今日は国内機関投資家は買いを入れられる状況では決してなかった。むしろ利益確定売りや手仕舞い売りを出した国内勢がほとんどだろう。北朝鮮が米国に対して態度を急変させたのは、米国がリビア方式の非核化を北朝鮮...
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3年ぶりのCGコードの改定と朝鮮戦争終結の思惑 PART10

筆者は4月上旬から強気に転換していて、「日経平均はゴールデンウィークまでに2万3000円になってもおかしくはない」と講演会で予想していた。残念ながらこの予想は外れたが、日経平均は今日のザラ場で一時2万2894円と、2万3000円の大台に急接近してきた。2月の世界同時株安(VIXショック)や、その後にトランプ大統領が仕掛けた米中貿易戦争があまりにもショッキングだったため、もう忘れてしまった読者も多いかもしれないが、日経平均の2万3000円というのは、結構大きな相場の節目である。というのも、昨年11月9日(オプションSQの前日)に、瞬間的に2万3382円の高値をつけたものの、終値ベースでは昨年1度も2万3000円の大台を超えられなかったからだ。昨年12月には2万2900円台を11回つけたが、1度も2万3000円の大台は超えていない。昨年11月は、8月から9月にかけて北朝鮮の弾道ミサイル発射や核実験が相次いだ反動で、空売りの買い戻しが急増した時期だった。今回も年初からの3ヶ月で現物・先物を合わせて約9兆円の空売りが入った反動による踏み上げ相場の色彩が濃い。少なくとも、今月いっぱいは買い戻しが...