ブログ(会員限定) 世界貿易大戦 PART2
米中貿易戦争の天王山まであと9日を残すのみとなった。上海総合株価指数は引き続き年初来安値の更新が続き、米国株も軟調な動きとなっている。日経平均は日銀のETF買いが支えになって2万2000円の大台をどうにか維持しているものの、株価の下振れ懸念はなかなか払拭できないでいる。市場では米中貿易戦争がギリギリで回避されるとの見方が相変わらず強いようだが、トランプ大統領は米国に工場を持つハーレー・ダビッドソンやキャタピラーなど親トランプの有力企業を見捨てるような言動を始めている。ハーレー・ダビッドソンがEUの報復関税に耐え切れずに、EU向けの米生産拠点を米国外(タイが有力)に移すと表明した途端、「我慢しろ」とツィッターに投稿した。キャタピラーやGM、アップルなどに関しては、中国が最大のドル箱であり、中国政府から関税以外の報復を受ければ、株価が暴落するリスクもある。アップルは時価総額が世界最大の100兆円にもおよぶから、中国政府の動向しだいでは、2月のVIX(恐怖指数)ショックのような世界的な同時株安もありえる。いずれにしても、7月6日の天王山までは最大限、慎重に行動すべきだろう。
